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頭皮のトラブル

フケが出る原因とは?知っておきたいその種類

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あなたはフケでお困りではありませんか?

毎日キチンとシャンプーしているのに、気がつけば肩に白いものがパラパラ・・・これでは情けなくなってしまいますよね。

フケは頭皮トラブルの中では取るに足らないものと考えられがちですが、実はちゃんと原因があり治療法もあります。しかも放っておくと抜け毛につながるという、聞き捨てならない重大なリスクも。

先ずはあなたの「フケの種類」を調べる必要があります。あなたのそのフケ、果たして心配ないものなのでしょうか?それとも脱毛の危険性あり?当記事で徹底的に解明します!

そもそもフケってなぜ出来る?フケが発生する仕組みとは

そもそもどうしてフケなんてものが出てしまうのでしょうか?正直生きている上では全く必要がないもの…といっても過言ではないですよね。

しかしながら、フケが出る仕組みを知っていないと対処も取れないもの!

自分の身体のことですから、どのようにしてフケが発生するのか、その仕組みや原因についてまずは勉強していきましょう。

フケは「ターンオーバー」によって自然に発生するものだった!

そもそも、わたしたちの身体は常に同じ…というわけではありません。わたしたちの身体を作っている細胞は生まれ変わりを繰り返していることは、皆さんご存知のことだと思います。

紫外線などから身を守ってくれている皮膚も同様で、一定周期…基本的には28日間と言われていますが、約1ヶ月で古い皮膚は剥がれ落ち、新しい皮膚に生まれ変わっています。

これを「ターンオーバー」と言うのですが、これは全身、もちろんですが頭皮においても行われているわけです。

古い頭皮はターンオーバーによってどうなるの?

それでは古い頭皮はどこへいくのでしょうか?…これは、以下の3つの「可能性」が考えられます。

  • 毎日の洗髪で髪の毛について汚れなどと共に洗い流されている
  • 人間の目には見えないくらいの小ささで外に出ている可能性
  • 目に見える大きさである「フケ」となっている

1つ目、2つ目の可能性については自然なことですので全く問題はないと言えるでしょう。問題と言えるのは3つ目の、「フケ」として排出されている可能性です。

ターンオーバーのリズムと地肌の状態
こちらの画像にてわかりますように、正常な肌のターンオーバーであれば不要な角質となった頭皮が剥がれおちていてもその大きさは目に見えないためわかりません(気になりません)。

しかしターンオーバーが早いなど、ターンオーバー周期が乱れていると大きな細胞となり剥がれおちてしまいますので、フケのように「なんか白いものが…」と認識できる大きさとなってしまうわけです。

正常なターンオーバーやフケの量は、この3つのバランスが不可欠

また、フケが発生する原因はターンオーバーの乱れだけ…というわけでもありません。

次はこちらの画像をご覧ください。

フケを引き起こす3つの要因

頭皮が正常なターンオーバーを行う、フケが出ない状態はこの3つのバランスが不可欠なんです。それぞれについて簡単にですが説明していきましょう。

皮脂・マラセチア菌・肌質の3つはどういう役割?

一番上の「皮脂」は、皮膚を覆う脂です。脂…というとあまりいいイメージを持たれないかもしれませんが、肌から雑菌が入るのを守ってくれたり、一定の潤いを維持したりなど皮脂は必要なものなんです。

なので皮脂分泌量が多すぎる・少なすぎるなどのバランスが取れていない状態ですと、フケがでやすい頭皮環境になっていると考えられます。

そして次に「マラセチア菌」。菌…というとこちらもあまりいいイメージを持つ方はいないと思います。

とはいえマラセチア菌は「常在菌」といって、常にわたしたちの肌(角質)にいるものなので、うまく共存していくしかありません。

しかし困ったことにこのマラセチア菌、「皮脂」が好物。もちろん健康的な皮脂分泌量であれば全く問題はないのですが、皮脂が多いと異常に繁殖してしまうことがあり、それがフケの原因にもなるんです。

そして最後の「肌質」。これは生まれつきの影響が大きいので、後からどうこうはしにくい部分ではあるのですが…。

中にはマラセチア菌が皮脂を分解する時に排出する「脂肪酸」の影響を強く受けやすい肌質を持つ方もいます。そういった方は少々フケが出やすい体質であると言えるでしょう。

もちろんいずれの3つの要素について元々問題はなくとも、何かしらの外的影響などでこのバランスが崩れてしまうと、フケが出やすい状態になってしまう可能性は十分にあるんです!

フケには大きく分けて3つの種類が。あなたはどのタイプ?

フケが出る仕組みなどについてはおわかりいただけたかと思います。

しかし、フケと一言でいっても実は奥深く、大まかには

  • 乾燥によるフケ(乾燥フケ)
  • 皮脂によるフケ(乾燥フケ)
  • 病気などによるフケ

の3種類に分けられます。それぞれフケが出る原因が違いますので、自分に当てはまるものがあれば、それがあなたを悩ませるフケの原因となっている可能性があると言えるでしょう。

病気が原因である場合のフケは少々見分けがつきにくいのですが、乾燥フケか脂性フケかを見分けるのは結構カンタンです。

  • フケが乾いており小さめのサイズ、色は白っぽい→乾燥フケ
  • フケが脂っぽく、大きめのサイズ、色は黄色っぽい→脂性フケ

です。フケがいつも髪の毛にひっついているようなタイプの方は脂性フケですね。

フケの種類によって取る対策も変わってきますので、今フケに悩まされているのであれば「自分はどのタイプのフケなのか」を知ることが大切、というわけです。

ご自身のフケがどのタイプかわかりましたか?次のトピックからはこの3つのフケについてより深く、どうしてその種類のフケが発生するのかを紐解いていきたいと思います。

また、両方のタイプを読んでいただき、それでも「なんか違う」と思ったら病気によるフケの可能性もあるかもしれませんので、そちらもチェックしてみてくださいね。

より深く対策を知りたい!という方はこちらの記事もご参考ください。

フムフム…フケがでてしまうことは特別おかしいことではないのだな。

しかも、フケには種類があるなんて驚いたぞ!私のフケはどっちのタイプか、早速調べてみなければならないな!

季節の変わり目やシャンプーが原因で起こる「乾燥フケ」

乾性フケの解説イラスト

早速ですが3種類のフケについてご紹介していきましょう。

まずは「乾燥フケ(乾性フケ)」です。このフケの特徴は

  • サラサラしている
  • サイズが細かい(小さい)
  • 髪の毛に残ることは少なく、パラパラと落ちてしまう

いわゆる「肩の上に乗っかってしまう白い粉」のタイプと言えるでしょうか。

このタイプのフケが発生する原因はその名前にもある通り、ずばり「乾燥」です。しかし乾燥といっても、何が原因でそんな乾燥した頭皮になってしまうのでしょうか?

頭を洗いすぎてない?洗浄力が強ければいいわけじゃない!

頭皮の汚れを落とすために、わたしたちはお風呂でシャンプーを使って頭を洗います。

しかし、そのシャンプーで頭皮を洗いすぎていないでしょうか?

確かに頭皮や髪の汚れを落とすためにシャンプーを使うことは間違っていません。しかし、洗浄力が強いシャンプーや1日に何回もシャンプーを使って頭を洗うと、頭皮の潤いを保つために必要な油分まで落としてしまいます。

先程も触れましたが、皮脂は肌の水分が蒸発しないために蓋をしてくれる役割があります。その皮脂がないとなると…もうおわかりですよね、肌の潤いを保つために必要な水分も蒸発してしまい、頭皮が乾燥してしまうというわけ。

今はシャンプーの洗浄力が強く、2日に1回使うだけでも洗浄力は十分と言われるほど。「きちんと汚れを落とさないといけない」と思って、必要以上にシャンプーで洗っていたら、それがフケの発生の原因かもしれません。

中には「洗いすぎないシャンプー」や「フケが出るのを抑えるシャンプー」といった、頭皮に優しいシャンプーも多く販売されています。

乾燥フケを防止出来るようなシャンプーを知りたい!という方はぜひこちらの記事にも目を通してみてくださいね。

回数だけじゃない!洗い方にも注意して!

「シャンプーは1日1回だけだからそんなに皮脂を落としすぎていないはず…」と思っていても、まだシャンプーが原因の可能性もあります!

確かにシャンプーの回数が少なくても、その洗い方が頭皮に負担をかけていれば、それもフケの原因となってしまうんです。

爪を立てて力を入れて洗っていると、本来剥がれるべきでない角質が剥がれてしまったり、頭皮に傷がつきやすくなります。頭皮が傷つくと、当然ですがバリア機能が低くなり、ターンオーバーにも影響が出てきてしまいます。

それだけでなく、菌が入り込んで頭皮にニキビが出来てしまうことも。頭皮に負担をかけるような洗い方もNGです!

パーマやカラーリングなど、頭皮へのダメージも原因に

若い方の中には、オシャレでパーマやカラーリングをしている方もいると思います。

当然、これらは頭皮に負担をかけます。パーマ剤やカラーリング剤は頭皮にとって刺激が強く、頭皮の荒れ、かゆみなどの原因となります。

頭皮にダメージを与えるということは、それだけ頭皮の角質が剥がれやすくなるといえます。

普段フケに悩まされたことがない、という方であっても、パーマやカラーリングをしたらしばらくフケが増えた…なんてことも珍しくありません。

継続的にパーマやカラーリングを行っている方は、それだけ頭皮へのダメージを継続的に受けていることになりますので、きちんと対策してあげることが必要です。

また、一時的なフケの発生で言えば、外回りなどで紫外線を長時間浴びた際も要注意。こちらも紫外線により肌のバリア機能が壊されてしまい、古い角質を排出するため頭皮の新陳代謝を活性化させようとします。

そのためフケが一時的に発生することがありますので、外に長時間出る際は日傘や帽子を忘れずに!

外的要因だけじゃない?内側にも原因があった!

これまで挙げてきました乾燥フケの原因は、いうなれば外部からの刺激ばかりでした。

しかし、外的な要因だけではなく内的な要因…つまり身体の内側にも「乾燥フケ」の原因は眠っているんです。

例えば、ダイエットをしていて食事の量をかなり少なくしているとします。活動に必要な分の栄養をきちんと取っていれば問題ありませんが、そうでない場合はダイレクトに頭皮に影響が出てしまいます。

特に「ビタミンA」は皮膚や粘膜を作るために必要な栄養素。摂取量が少ないと皮膚が角質化してしまいやすく、フケが出やすい体質になってしまうんです。

もちろんビタミンAだけでなく、ビタミンCやコラーゲンといった「美肌」に必要な栄養素が不足することでもフケが出やすい頭皮になります。

さらに、栄養が少ないと体調を崩しやすくなります。頭皮は体調がダイレクトに出やすい部分のため、フケの量が増えるなどの影響が出る可能性が。

ストレスもフケが出てしまう原因に!

今や現代人と切っても切り離せない「ストレス」ですが、こちらもフケの原因に。

ストレスを強く感じると、「自律神経」の働きが鈍くなります。

自律神経とは、活動していたり緊張している時に働く「交感神経」と、お風呂や睡眠などのリラックスしているときに働く「副交感神経」の2つの総称ですが、この2つはシーソーのように交互に働きます。

しかしストレスを強く感じると「交感神経」を緊張させてしまい、副交感神経がうまく働かなくなってしまいます。

そうすると疲れが取れず不調を感じたり、新陳代謝がうまくいかない、つまりターンオーバーのサイクルが乱れるなんてことも…。

ストレスを抱えないようにしろ、とは言えませんが、できるだけ副交感神経が出るようなリラックスタイムを意識して取ることが必要ですね。

何はともあれ「乾燥」は厳禁!

ここまで色々と原因を挙げてきましたが、乾燥フケは最初にも書きましたように、乾燥によることが原因です。つまり何はともあれ「乾燥することがフケの原因」と言えます。

例えば冬はもともと季節として乾燥する上に、暖房をつけるとさらに乾燥しますのでフケが出やすくなりますし、元々乾燥肌の方も乾燥フケが出やすい体質であると言えるでしょう。

シャンプーに気をつけていてもドライヤーを頭皮に近づけて思いっきり乾かしていれば、結局頭皮は乾燥する上に熱でダメージを受けてしまう…といった悪い環境にあります。

ちょっと変わったところでは、水もフケの原因になったりします。硬水は乾燥肌の原因となりやすく、プールで利用されている塩素水は肌にダメージを与えるなど、様々なところに乾燥の原因が潜んでいるんです。

乾燥の原因すべてを排除するのはかなり厳しいとは思いますが、シャンプーやドライヤーなど自身で対処出来る原因も多いので、乾燥フケが気になっている方は一度見直してみてはいかがでしょうか。

なるほど…乾燥が原因でこれだけフケが出てしまうんだな。

しかし、乾燥の原因はこんなにも多いんだな!

シャンプーなんて清潔にするためにやっているのに、それが逆にフケの原因となっているなんて意外だったぞ。

乾燥の真逆!「脂分」が多くてもフケ、「脂性フケ」が出る!?

乾燥によってフケが出やすくなってしまうことはおわかりいただけたかと思います。

しかしフケの原因はそれだけではありません。なんと、乾燥していなくてもフケが出てしまうこともあるんです。

それが「脂性フケ」です。こちらもその名の通り、「肌の脂分(油分)が原因で発生するフケ」のことです。このフケの特徴は

  • フケが湿っている
  • 乾燥フケに比べてサイズが大きい
  • 髪の毛にひっついていることが多い

という感じで、乾燥フケに比べるとサラサラ感はなく、脂を含んでいるため湿っぽい印象です。

脂性フケの原因となるのは、一体なんなのでしょうか?

頭皮の皮脂が普通よりも多い状態だと発生しやすい

最初のトピックでも説明しましたが、フケが発生しないバランスの取れた頭皮が理想的なのですが、脂性フケが出てしまう方は、皮脂が多い状態であることがひとつの原因です。

皮脂が多いと、皮膚の常在菌「マラセチア菌」がそれをエサに異常繁殖してしまうことで脂性フケが発生する原因となってしまいます。

特別汗をかいていない時に頭皮を触ってみて「脂っぽい」と感じたら、少々頭皮の皮脂が多い状態かもしれません。

乾燥フケの原因と同じ!?「シャンプー」にも気をつけて

乾燥フケが出る原因として「シャンプーのしすぎ」「洗浄力の強いシャンプーを使っている」が挙げられていましたが、実はこれは脂性フケの方にも当てはまるんです。

何度も繰り返すことになっていますが、頭皮をはじめ皮膚に薄く皮脂があることによって、体内からの水分が蒸発するのを防いだり、汚れが入るのを防いでくれます。

しかし「自分の肌は脂っぽいからしっかりシャンプーをしないと…」と思って、1日に何度もシャンプーをしたり、洗浄力の強いシャンプーを使うことで皮脂がなくなってしまっているかもしれません。

そうすると、「皮脂がなくなったからもっと皮脂を出さなければ!」と、さらに脂っぽい頭皮になってしまうケースもあるんです。

ただ、脂性肌の方に関しては「シャンプーが足りない(脂を取り切れていない)から脂性フケが出ている」というケースもあるので、一概にシャンプーが多すぎなのか、そうでないのか判別しにくい部分はあります。

普段から脂っこい食事を食べていると危ない!

普段の食事で脂っこいものを食べることが多い方も要注意。脂っこいものだけでなく、炭水化物や糖質といった、今ダイエットでも話題の「糖質全般」を多く摂取していると、皮脂が出やすくなるという研究結果も出ています。

普段からそういった食事が多く、かつ他人よりも多く摂取しているな…と自覚している方は、その口から入っているものが皮脂となって頭皮にあらわれている可能性が高いです!

ストレスなどによる自己免疫力の低下でもなりやすい

こちらも乾燥フケと同じなのですが、ストレスなどによって自己免疫力が低下すると、皮脂の量が増えてしまうことがあります。

自律神経の働きがうまくいかずターンオーバーのバランスが乱れてしまうのが乾燥フケの原因でしたが、脂性フケの場合は自律神経のバランスが崩れることで皮脂バランスが崩れ、頭皮が脂っぽくなってしまい、それに伴ってフケが発生しやすくなったと言えるでしょう。

特にこれまでは全く問題がなかったのに、急にフケ(しかも脂性フケ)が増えてしまった…という方は一時的に自己免疫力が低下してしまった可能性がありますね。

男性ホルモンの分泌量が多い可能性アリ!

男性ホルモンは皮脂量に大きく関係しており、男性ホルモンが多い人ほど皮脂腺の活動が活発になると言われています。

こればっかりは対策のしようがあまりありませんが、ヒゲや眉毛が濃いなど、男性ホルモンが多く分泌されているような方は、それに伴って頭皮の皮脂分泌量も多いのではないかと考えられます。

汗が出やすい時期など「季節」にも左右されやすい

乾燥フケは冬になりやすいのと同様、脂性フケも出やすい時期があります。それはもちろん暑い「夏」!夏は汗ももちろんですが、皮脂の分泌量も増える時期。

他の時期では特にフケに悩まされることはなくとも、夏にはフケが出てしまう…という方もいるのではないでしょうか。

また、かいた汗で頭皮環境が悪くなることで、マラセチア菌が繁殖しやすいのも理由のひとつと言えるでしょう。特に帽子をかぶっているとどうしても湿気が発生します。湿気は菌の大好物ですから、繁殖しやすい環境が揃っていると言えます。

この時期は特に頭皮を清潔に保っておくなどの工夫が必要になるでしょう。

フムム…脂っこい食事がフケの原因になってしまうんだな。

それだけではなくシャンプーのしすぎ、しなさすぎも原因になるのか…。今日から唐揚げの量を1キロから800グラムに減らしてみるか!

そのどちらも当てはまらない…病気が原因でもフケが出る!

乾燥フケと脂性フケ、基本的にはフケに悩まされている方であれば、そのどちらかに当てはまります。

しかしどちらにも当てはまらない方もいます。それは、「病気によってフケが発生している状態」の方です。

例えば特別な色のフケが出る…といったように、フケでひと目でわかる病気というものはなく、自身では乾燥フケまたは脂性フケと思っている可能性も十分に考えられますが、意外とフケと頭皮の病気って近いところにあるんです。

このトピックでは、フケが症状として出て来る病気・疾患にはどんなものがあるのかをご紹介していきます。

アトピー性皮膚炎の方はフケ(乾燥ふけ)が出る可能性あり

乾燥や炎症、かゆみを伴うアトピー性皮膚炎。小さい子にも多いですが、大人でも悩まされている方は少なくありません。

アトピー性皮膚炎は肌のバリア機能が弱い方が多いので、肌が乾燥しやすく、乾燥フケが出てしまう土台は揃っている…といっても過言ではないでしょう。

頭皮にも症状が出ている場合、かゆみを伴ってフケが発生する可能性も十分に考えられますが、頭皮だけアトピー性皮膚炎が発症するというケースは非常に少ないようです。

フケの量が異様に多いと感じたら、それは「乾癬」かも?

「きちんとキレイにしているはずなのにフケの量が増えた!」と感じたら、もしかしたらそれは「乾癬」という病気かもしれません。

マルホ株式会社の乾癬サイトによると、乾癬とは慢性、つまり一時的なものではなく継続的に起こる皮膚疾患で、皮膚に少し盛り上がりが出来、そこに赤い発疹が出来ます。

そして、その上に「鱗屑(りんせつ)」というフケのようなものが付着し、それがポロポロと剥がれおちるという皮膚の病気です。

腕や足、背中などに乾癬が発症した場合は見た目にもわかりますので「これは何か皮膚の病気だな」と判断しやすいのですが、頭皮はなかなか自分で見ることもなく、かといって鱗屑もフケのような見た目なので一見すると「フケが落ちた」としか思いません。

「これはただ事じゃないぞ」というくらいフケの量が増えるケースであれば自覚が早く病院に行くことも出来ると思いますが、そうでない場合は非常に自覚しにくい病気とも言えるでしょう。

男性に多い、フケが増える病気「脂漏性皮膚炎」

フケの量が増えてきて、かつ眉毛や鼻のまわり、耳の後ろなどからもフケのようにポロポロ角質が剥がれ落ちることが増えた…というのであれば、それは「脂漏性皮膚炎」である可能性があります。

何度も出てきています、皮膚の常在菌である「マラセチア菌」。これが増えてしまうことで、マラセチア菌が皮脂を分解した時に出した物質が刺激物質となり、肌への炎症などを引き起こしてしまうという病気です。

地肌(頭皮など)が赤くなっている場合は脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。とはいえ、他に目立った症状がないので実は放っておかれがち。

しかし脂漏性皮膚炎を放っておくとかゆみや赤みが強くなるだけでなく、髪の毛が抜けてしまう原因にもなってしまうんです!

抜け毛を防ぐためにも、きちんと対策を取って完治させましょう。

頭の水虫がフケの原因に!?「しらくも(頭部白癬)」とは

水虫というと足、というイメージですが、実は頭にも水虫があるんです!

それは「しらくも(頭部白癬)」という病気(水虫)。「白癬菌」という菌(カビの一種)が頭部(髪の毛)に感染することによって発症する病気です。

しらくもの症状として、頭皮がかゆくなったり、フケの量が増えるなど、頭皮の疾患として多い症状がこちらにも見られます。

しかしちょっと特徴的な部分もあります。白癬菌はケラチンという、髪の毛を形作っている成分(タンパク質)が大好物なので、髪の毛や頭皮の角質をエサとして繁殖します。

なので多量のフケ以外にも髪の毛が抜けやすくなったり、円形脱毛症のように脱毛部分が出来てしまうこともあり、頭皮だけでなく今生えている髪の毛にも大きなダメージを与えてしまうんです。

現在人から感染することは稀ですが、ペットなどから感染することがありますので、ペットを飼っている方は注意です!(逆にペットに移ってしまう可能性もあります)

薬できちんと治療できるものなので、早めに病院へ行きましょう。

自分はもしかして病気?気になったら皮膚科へ!

今回ご紹介しました頭皮に関する病気・疾患については自然治癒をのぞめるものも一部ありますが、乾燥フケや脂性フケとはまた違う対策・対処を取らなければいけないことの方が多いです。

通院や受診・診察が必要な病気もありますので、「もしかしたらこれは病気なのかも?」と気になったり、不安になったらとりあえず病院(皮膚科)へ行くことをおすすめします。

通院が必要なフケの症状や具体的な治療方法などは、こちらの記事に詳しく掲載しています。病院に行くのはちょっと怖い…という方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

ただのフケだと思っていたら、実は頭皮の病気だった!…なんてこともあるんだな。

フケが症状に出るなんて思いづらいし、もしかしたら私も病気なのかもしれないな…髪の毛も抜けているし!

え?それは関係ないって?

フケの原因は様々!自分がどのタイプか見極めることが大切!

わたしたちの身体から当たり前のように出るフケですが、その量などは様々な要因によって表れていると言えます。

自分のフケのタイプがどちらかわからず、乾燥フケなのに脂性フケと思い込んで脂性フケの対策を取ってしまうと、さらにフケの量が増えてしまうかもしれません。

まずは自分がどのタイプなのかをきちんと見極め、そして病気の可能性があるのなら病院に行くといった適切な行動を選ぶことが大切です。

その後、自分に当てはまりそうな原因を一つずつ潰していくような形がベストと言えるのではないでしょうか。

フケ自体は出なければいけないものなので、うまく自分でコントロール出来るようにしましょう!

どれもこれもフケは同じだと思っていたが…タイプも違い、さらに原因も様々なところに潜んでいるんだな。

病気が原因のものはさておき、乾燥フケと脂性フケはきちんと対処さえ出来ればある程度の発生は抑えられそうだ!

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