頭皮の乾燥は、かゆみやふけ、湿疹などの原因にもなります。ですから、頭皮が乾燥していることを気にしている人は少なくないはずです。
頭皮の乾燥は、保湿してあげることで対策することが可能です。また、実はシャンプーを変えるだけでも乾燥対策にもなるのです。
頭皮が乾燥すればどのような影響が出てしまうのか、頭皮の保湿にはどんな方法があるのか、そしておすすめのシャンプーはどう選べば良いのか、頭皮の乾燥に悩む人におすすめの情報を詳しくご紹介していきましょう。
頭皮の乾燥を放置すると抜け毛に繋がるリスクが!
頭皮の乾燥は、土壌が乾燥した畑のような状態です。
頭皮が乾燥すると、抜け毛以外にも次のような症状が出ることが考えられます。
- 炎症
- 湿疹
- かゆみ
- ふけ
頭皮環境の悪化は、抜け毛や頭皮の炎症などを引き起こす要因となってしまうということを覚えておきたいですね。
頭皮が乾燥してしまう4つの原因をチェック
頭皮が乾燥してしまう原因として、主に4つ挙げられます。
- 紫外線
- 季候
- ホルモンバランスの乱れ
- シャンプー
これらが頭皮の乾燥を引き起こしてしまう理由について、詳しく見ていきましょう。
紫外線
頭皮は、紫外線を浴びると頭皮の水分量が減少して乾燥してしまいます。紫外線を浴びないよう、帽子をかぶるなどして対策するようにしたいですね。
季候
温度差、湿度差を感じると、頭皮が汗をかいたり冷やされたりといった状況を繰り返すことになります。これが、頭皮を乾燥させることに繋がってしまうのです。
特に冬は、空気が乾燥するだけでなく暖房によって部屋の中が乾燥しやすい状態にあります。
冬場、そして夏場のエアコン時など、頭皮の乾燥に注意したいですね。
会社でもコップに入った水をデスクに置いておくだけでも違いますし、デスク用の小さな加湿器も販売されていますのでチェックすると良いでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性は、ホルモンバランスが乱れて女性ホルモンが減少すると皮脂の分泌量が減少してしまいます。これが、頭皮の乾燥の原因となるのです。
女性ホルモンであるプロゲステロンには皮脂を分泌する働きがありますから、女性ホルモン減少と皮脂の分泌には大きなかかわりがあるということぼ覚えておきましょう。
シャンプー
シャンプーで頭皮を洗いすぎると、汚れだけでなく頭皮の皮脂を必要以上に落としすぎてしまう可能性があります。頭皮の皮脂は、頭皮の水分蒸発を防ぐ役割もあります。
シャンプーで皮脂を落としすぎると、頭皮の乾燥に繋がってしまう恐れがあるということを覚えておきましょう。
しかし、原因を知れば対策も考えられるはずだ!原因についてしっかり認識しておかねばな。
頭皮の乾燥におすすめ!3つの保湿ケア方法をご紹介
頭皮が乾燥している場合は、保湿してあげることでケアすることができます。
そこで今回は、頭皮を保湿する方法を3つのご紹介していきましょう。
- ローション
- オイル
- スプレー
それぞれの保湿ケア方法について、詳しくご紹介していきましょう。
①ローション
ローションによる保湿は、化粧水などでも代用できるのでは?と思うかもしれません。しかし、乾燥した頭皮は特にデリケートですから、できれば頭皮専用ローションを使用してください。
ローションタイプは必要な量だけ使える、必要な部分に適量塗布できるといった使いやすさが魅力です。
ローションは適量を手に取って頭皮になじませるタイプと、ボトルのノズルを直接頭皮にあてて塗布するタイプがあります。
皮脂分泌のコントロールや保湿効果のあるもので、刺激が少ない成分を使っているもなら大丈夫かもしれませんが、安心のためにも出来れば頭皮用のローションを使ってほしいですね。
頭皮の乾燥やフケが気になった時、いつでも使用することができます。ただ、頭皮の乾燥が気になる人は、最も頭皮が乾燥しやすい洗髪後の使用がおすすめですね。
髪をドライヤーで乾かす前、タオルドライ後に必要量なじませましょう。
②オイル
頭皮ケアにおすすめなのは、植物性の天然オイルです。
- ホホバオイル
- 椿油
- アルガンオイル
- オリーブオイル
天然由来の植物性のオイルは、肌への刺激を心配することなく安心して使用することができます。
オイルを使った頭皮ケアの方法は、次の通りです。
②オイルを少量手に取って頭皮に塗布する
③指の腹を使ってマッサージしながら全体になじませる
④ドライヤーで髪と頭皮を乾かす
③スプレー
スプレータイプは、頭皮だけでなく髪の乾燥が気になるときにも全体にスプレーするだけで保湿できる使い勝手の良さが魅力です。
ただ、使用量の調整が難しい、ピンポイントで吹き掛けるのが難しいというデメリットもあります。髪をかき分けて地肌に直接スプレーするように気を付けたいですね。
保湿方法も色々あるようだから、自分が使いやすいもの、そして使用感の良いものを選びたいものだな。
頭皮が乾燥したらシャンプー選びも重要
乾燥した頭皮に脱脂力の強いシャンプーを使ってしまえば、更に頭皮を乾燥させてしまう恐れがあります。
シャンプーを選ぶ際には、次の点に注意して選ぶようにしましょう。
- 洗浄力の優しいもの
- 保湿成分が配合されているもの
- 頭皮を刺激する成分を使用していないもの
洗浄力の優しいシャンプーでおすすめなのは、アミノ酸系の洗浄成分を使用しているシャンプーです。
頭皮が乾燥している人におすすめのシャンプーについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。
シャンプーのときは洗い方にも注意が必要!
シャンプーを洗浄力の優しいものに変えても、むやみにゴシゴシ洗ってしまえば頭皮の皮脂を落としすぎてしまうだけでなく、頭皮を傷めてしまう恐れもあります。
ですから、シャンプーをするときは頭皮を傷つけないよう、指の腹で丁寧に洗うようにしましょう。
ちなみに、先ほど紹介した植物性のオイルは、保湿するだけでなく頭皮のクレンジング目的としても使用することができます。
オイルでフケや皮脂汚れを浮きあがらせることで、頭皮に負担をかけることなく洗い落とすことができるのです。
頭皮をゴシゴシ洗わなくても汚れを洗い流すことができるオイルクレンジング。普段のシャンプーのときに取り入れてみては?
でも、頭皮にオイルをつけるとベタベタしてしまうイメージがあるな…。本当にそれで汚れを落としたり保湿したりできるのか?
また、オイルも皮脂も脂です。混ぜ合わせることで皮脂を浮かせる効果が期待できますから、自分の頭皮に合ったオイルを探してみると良いでしょう。
ドライヤーの温度に注意することも頭皮の乾燥対策!
シャンプー後のドライヤーにも、頭皮を乾燥させる危険が潜んでいます。ドライヤーの熱風の温度は、頭皮からの距離によっては100℃を超えてしまう場合もあるのです。
それだけの高温にさらされてしまっては、頭皮の水分は蒸発してしまうのも無理はありません。
ドライヤーを使用するときには髪から最低でも15~20センチ程度離しておくよう注意しておきましょう。
ただ、どの対策も難しいことではなさそうだ。さっそく今日から実践してみることにしよう。
頭皮の乾燥対策には毎日の保湿ケアが大切
乾燥した頭皮をケアするためには、保湿することが大切です。保湿の方法としては、ローションやオイル、スプレーが挙げられますので、自分に合う方法を見つけてほしいですね。
また、シャンプーによって頭皮が乾燥してしまうリスクもありますから、シャンプー選びも重要となります。
シャンプーは洗浄力が強すぎないもの、頭皮に刺激を与えないものを選んで、ドライヤーで頭皮を乾かす際も距離を近づけすぎないよう気を付けておきましょう。
シャンプーも洗浄力の優しいものを選ぶ必要がある。さっそくシャンプーと保湿ケア商品を買いに行かねば!