【育毛剤のミカタ】ハゲリーマン
植毛について学ぶ

知っておきたい自毛植毛手術!術前からアフターケアまで経過を紹介

知っておきたい自毛植毛手術!術前からアフターケアまで経過を紹介
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薄くなってしまった自分の毛を蘇らせる手術、自毛植毛手術。興味はあってもいざ手術!となるとなかなか踏み出せない…そんな方も多いですよね。

しかし、事前にどのような流れで植毛手術が行われるのかわかっていればちょっと気がラク、もしかしたら自分でも大丈夫かも…そう思えませんか?

そこで、手術を受ける前から術後のアフターケアまでの流れを徹底紹介!これを読んだらすぐにでもカウンセリングに行きたくなるかもしれませんよ?

まず最初はカウンセリング。頭皮チェックや手術に関して話し合う

自毛植毛手術で最初に行うこと、それは「診察とカウンセリング」です。病院にいった場合、病気などであればそう診断され、治療を受けて薬をもらって終わり…という感じですが、自毛植毛は「手術」なので、そう簡単には行きません。

まずは診察を行い、どのような髪の毛にするのか、手術に対しての説明などをカウンセリングで行っていくわけですね。

行われるカウンセリングの具体的な内容はこの3つです。

  • 現在の薄毛の部分の診断
  • ドナー部位の診断
  • 薄毛の進行度合いの診断

それぞれどのような診断をするのか説明していきますね。

現在の薄毛部分の診断をして、頭皮状況をチェック

まずは最初に、頭皮のどの部分に植毛を行うのがより効果的なのかを見るため、現在の頭皮の状況や髪の毛の状況を診断します。

本当に薄毛(AGA)なのかどうか、といった医療的な観点から、薄毛の部位がどのような理由で薄毛になっているのか診断してくれます。中には薄毛の理由がAGAではなく傷だった、というケースもあるんです。

タカラバイオ株式会社によると、下記のように髪の毛は通常4~6年のサイクルで生えかわります。これを「ヘアサイクル」といい、全ての人がこのようなサイクルで生え変わりを起こしています。

髪の成長サイクル

AGAの方はこのヘアサイクルが乱れており、まだ成長期なのに髪の毛が抜けてしまったり、産毛しか生えてこなかったり…という状況なんですね。

AGA以外の原因があるかチェックするのに加えて、現在の自分の頭皮の状態や毛量をわかりやすく確認できるよう写真を撮影する場合もあります。診察の中で、食生活なども含めた生活改善のアドバイスをしてくれることもあります。

医療的な観点からアドバイスをもらえるので、薄毛に悩んでいるならアドバイスや検査のためだけでも行ってみる価値がありそうですね。

どの部分からドナーを採取出来るかも入念にチェック

植毛手術を行うことになった際、植毛先に移植するドナー(毛髪を含んだ頭皮)が必要になります。いざ植毛手術をします、ということになってもドナーを採取できなければ残念ながら手術を行うことは出来ません。

TOMクリニック東京新橋院によると、自毛植毛のイメージは下記のようになっています。
自毛植毛のイメージ

ドナーを薄い部分に埋め込むため、必ずドナーが必要なんです。

そのため後頭部や側頭部などのドナー採取部を診察し、ドナーに適している(植毛しても問題ない)か、どれくらいのドナーが採取できそうかチェックします。

基本的にAGAの方でも髪の毛のサイド部分及び後ろの部分までハゲることはありません(某アニメの波平さんの髪の毛が残っている部分をイメージしてください)ので、ドナーが取れないことは基本的にありません。

ただしドナーが採取出来る面積は人によって違い、やはり面積が広い方が採取出来るドナーの数は多くなります。

聞きたくない!?薄毛の進行度合いもチェックされる

最後に、あまり有り難いことではありませんが薄毛の進行度合いもチェックされます。

これはもちろん嫌味ではなく、薄毛の進行スピードが早い場合、手前部分だけに植毛をしても薄毛が進行することで不自然な見た目になってしまうのを防ぐためです。

今の状態だけではなく、先の状態も見てどこまで植毛するか…などを決めるわけですね。

カウンセリングで具体的な植毛の形を考える

診察が終わればいよいよカウンセリングです。カウンセリングでは

  • どのくらいの量を植毛するか
  • デザインはどうするか
  • どのような方法で植毛するか

などを話し合います。

植毛の量については、採取できるドナーの量が少ない場合希望する量まで移植できない可能性があります。

希望する植毛のデザインや、薄毛の状態によって必要なドナー量は変化します。

M字

こちらのようなM字部分の薄毛がまだ少なめの状態であればドナーの採取量は少なく済みますが、下の画像のような状態ですとドナー量も必要になってきます。

頭頂部付近まで薄毛

また、どのような手術方法で行うのかも重要です。

現在自毛植毛手術でよく使われている方法は

  • ニードル法
  • FUT法
  • FUE法

の主な3種類で、多くのクリニックではこの3種類の方法すべてを選ぶことが出来ます。

ニードル法は頭皮に穴を開けると同時に毛髪を植え込む方法で、FUT法は頭皮にメスを入れドナーを移植する方法、FUE法はパンチのようなもので頭皮に穴をあけ、そこにドナーを移植する方法です。

ただ、例えば「アイランドタワークリニック」が行う「i-direct法」など独自の手術方法を行っているクリニックもあります。

ちなみに「i-direct法」とは専用の極細のチューブパンチを利用し、0.6mmの穴を頭皮にあけ、そこに0.8mmのドナーを移植していく手術方法です。FUEがより進化した方法といってもいいかもしれません。

また、自毛植毛手術ではなく他の治療方法をカウンセリングによって選ぶ…ということがあるかもしれません。

AGA治療で多いのは「ミノキシジル」が含まれた育毛剤であったり飲むタイプのAGA治療薬を処方される、というものですが、最近では「HARG療法(ハーグ療法)」という毛髪再生医療も出てきています。

HARG療法は医療機関でしか行なえない分、効果も高いと言われています。話を聞いていて、やはりメスを入れたりするのはちょっと…と思う方はこういった治療方法を選んでもいいかもしれません。

価格や手術前の注意事項などを聞いて終了

自毛植毛手術の方法などをカウンセリングで相談したら、かかる費用を算出してもらったり、手術日を決めてそれまでの過ごし方などを聞いて終了です。

価格はクリニックや手術方法によって大きく変わります。

  • 基本料金+移植する毛髪の量に応じて
  • ドナーを採取する面積に応じて
  • 基本料金+手術方法に応じて

など、同じクリニックでも手術方法によって費用の計算式が変わる場合もあれば、手術方式にかかわらず基本料金と手術方法に沿った金額になるなど本当に様々です。

お金のことを話すのはちょっと…と引け目を感じる方もいるかもしれませんが、自分が支払うものなのですからしっかりと話すべきです。

また、カウンセリングを受けたら必ずそのクリニックで手術を受けなければいけないことはありません。「なんとなく不安」「信用できないかも」と思ったら、別の評判のいいクリニックに行ってみてもいいのです。

幸いにも今はネットなどでクリニックの感想などを調べることが簡単になっていますので、カウンセリングの予約をする前に一度口コミなどを見ておいてもいいかもしれません。

診察、カウンセリング…となかなかに大変ではあるな。特に今の状態や将来の薄毛の状態なんて、ハゲにとっては辛いことも満載だ。

しかしそれでも夢にまで見たフサフサのため…我慢するしかないだろうな。

定着率をあげるために!手術前日までに気をつけること

カウンセリングや診察が終われば、基本的には手術当日まで普通に過ごしていても問題は全くありません。

しかし、少しでも定着率を上げたい!手術を成功させたい!と思うのであれば、ある程度気をつけておかなければならないポイントがあります。

カウンセリング時に注意事項としてプリントなどを渡されているとは思いますが、一体どのようなことに気をつければいいのか学んでおきましょう!

当日の出血を防ぐため、アルコールは控えめにする

多くの人が大好きなアルコール。普段からたしなんでいる方も多いと思いますが、血行を良くする効果があるため、手術前に摂取するのはオススメしません。クリニックによっては、手術前日からのアルコールの摂取を一切NGとするところもあります。

アルコールを飲み、血流が良くなっている状態で手術を行うと、アルコールを摂取していないときよりも出血量が増えてしまう可能性があります。

そうなると、術後に何かしら影響が出ることも考えられますので、念のため控えておいてね、ということです。

前日は控えるとはいえ、「前日がダメならそれまでなら浴びるように飲んでもいい」というわけでもありません。できれば手術1週間前くらいから控えめにすることをおすすめします。

手術前日または当日はシャンプーをして清潔に

術後は頭皮が傷ついた状態であるため、シャンプーはしばらくできなくなります。

そのため、手術の前日または当日のどちらかにはしっかりと頭を洗い、頭皮を清潔にしておきましょう。

クリニックによっては手術前にシャンプーをしてくれるところもあるようですので、その場合は前日に、そうでない場合は寝ている間に汗をかいてしまうこともありますので当日の朝に、という感じでいいと思います。

特定の薬は1週間前から控えなければいけない場合も

こちらはしっかりと医師からヒアリング及び説明があると思いますが、特定の薬を飲んでいる場合、その摂取を控えてくださいと言われることがあります。

まずひとつは血小板が固まる力を弱める作用がある薬です。代表的なものですと、「アスピリン」ですね。アスピリンに限らず、血小板が固まる力を弱めるような要素が入っている薬は控えるようにしましょう。

アルコールと同様に、こちらも出血が止まりにくくなる恐れがあるためです。アレルギーの発症を予防するという目的もあります。

また、クリニックによってはビタミンEなど、栄養素のサプリメントの服用も控えてくださいと言われることもあります。

自分が普段服用している薬やサプリメントはしっかりと伝えておきましょう。特に、育毛の薬は血行を良くする成分が含まれているものがあるため、育毛のためにサプリメントなどを飲んでいる人は必ず伝えておきましょうね。

当日はリラックスが一番!朝ごはんはしっかり食べて

手術当日は緊張せず、リラックスしていきましょう。

緊張で朝ごはんが食べれない、食べたくないという気持ちになるかもしれませんが、手術には時間も結構かかりますので、体力を持たせるという意味でも軽くはお腹に入れておきたいですね。

服装もリラックスできるものでOKです。あまり身体を締め付けるようなものよりは、ゆったりとした服装の方がいいでしょう。

帰りに髪の毛が気になるなら一応ニット帽など、あまり頭皮に負担をかけないような柔らかい素材の帽子などを持っていくのも手ですね。

クリニックによってはニット帽を用意してくれていることもありますし、手術方法によっては帽子がNGの場合がありますので、事前に確認を取っておいたほうがいいでしょう。カウンセリングの時がおすすめです。

ついに手術を受けられる!…とテンションが上がってしまうのはわかるが、きちんと気をつけるべき点は知っておくべきだな!

仕事の後のビールが飲めないのはちょっと悲しいが…それもフサフサのためだ!

あとはサプリを飲んでいる人も要注意だな。頭皮の健康という意味では血行がいいほうが望ましいが、手術前はオススメしない、というわけだ。

植毛手術後からのアフターケアがとっても重要

植毛手術が終われば晴れて自分の髪もフサフサに…!なんてちょっと浮足立ってしまっていませんか?

いやいや、もちろん様々な決断を乗り越えて手術をするという決断に至ったのですから、そんな気持ちになっても全く問題はありません。

しかし、植毛手術をしてもきっちりとアフターケアを行わないとせっかく植毛をしても数カ月後、「あんまり効果がなかった?」なんて思うハメになってしまうかもしれません。

どうしてアフターケアが大切なのか?それは「定着率」というものに秘密があります。

アフターケアを怠ると定着率にも影響が!

植毛セカンドオピニオンサービスによると、自毛植毛とは下記のようになっています。
自毛植毛のしくみ

植毛手術において手術後に大切なポイントは「定着」です。

これは、移植したグラフトがきちんと頭皮にくっついた状態…つまり、定着していないと、せっかく移植しても抜け落ちてしまうんです。

髪の毛が生えるモトが抜け落ちてしまうわけですから、そこから髪の毛が生えてくることはありません。そう、薄いまま…なんて恐ろしい状態になってしまうんです!

そしてこれはアフターケアをどれだけしたかによって変わってきます。

もちろん、手術をした医師の腕も影響しますが、例えばキレイに田植えをしたとしてもその後放っておけばその田んぼの稲は育ちませんよね?植毛手術後の頭皮も同じです。

きちんとケアをしてあげないと定着率にも影響が出てきてしまうんです!

せっかくお金をかけて自毛植毛手術を行ったのですから、きっちり頭皮などのメンテナンスをして、健康な頭皮でいることが定着率の向上や自分の自信にもつながる…といっても過言ではありません!

シャンプーや日常生活がカギに

アフターケアのキーとなるのは「シャンプー」と「日常生活」です。

特にシャンプーのような直接的な頭皮に対するケアはとっても大切!

何をしていいのか、何をしたらダメなのかは手術後の経過日数によって変わっていきますので、それぞれの項目において手術後何をしたらダメなのか、いつになったら何をしていいのか…という点を次から解説していきたいと思います。

植毛手術が成功したからといって、そこで安心してちゃあいけないってことか…。

せっかく手術までしたのに結局ハゲたまま、なんてことには絶対になりたくないよな。

手術をきっかけに日常生活も見直さないといけないってわけだな。

手術後の頭皮ケアの基本、シャンプーについて学ぼう!

非常に重要なポイントとなるのが手術後のシャンプーです。

「手術後に定着させないといけないから頭を洗わない方がいいんじゃ?」と、思うかもしれませんが、それでは頭皮に汚れが溜まってしまいますので逆効果。

お医者さんからも説明がありますが、まだ手術をしていない(検討中)方、手術予定はあるが予習しておきたいという方も必見ですよ!

手術当日は絶対に洗っちゃダメ

手術当日は手術前に洗髪も行うことがあるので、髪の毛(頭皮)を洗う必要はありません。むしろ傷がある状態のため、洗髪は厳禁!特にFUT法のような、後頭部の頭皮をカットするタイプの手術方法を利用した場合は後頭部の一部が縫合されているはずです。

包帯は取らずに、安静にして過ごしましょう。シャンプー以外では、傷や頭皮を守るために頭を圧迫するようなものも厳禁です。

手術の翌日から1週間目まではほぼ濡らすだけ

手術の翌日からは洗髪をすることが可能になります。しかしまだまだ定着率に影響がある時期なので、油断は禁物ですよ。クリニックによっては術後3日目までは入浴自体を禁止しているところもあります(シャワーのみ)。

頭を洗うときに厳禁なのが「熱いお湯」!血行を高める、そして刺激の強い熱いお湯は今のナイーブな状態の頭皮にとっては毒になってしまうんです。

頭を洗うときは

  • ぬるめの温度
  • 刺激は弱く
  • こすらない

この3点を厳守することが大切です。

具体的に言うとシャワーで流す場合は水圧を弱めに。「シャワーが怖い」と思ったら洗面器やコップなどにぬるめのお湯をいれて、それを頭にかけて汚れを落としてあげましょう。霧吹きを使うのもおすすめです!

シャンプーは、移植をしたところ以外であれば利用してもOKですが、翌日は水(ぬるいお湯)で流すだけにとどめておいた方がいいでしょう。2日目、3日目くらいから使うほうが安全です。このあたりはお医者さんの指示に従ってください。

ストリップ法で手術を行った場合、縫合した部分は軽く指を使って洗ってもかまいませんが、強くこするのはやっぱり厳禁です。優しく優しく洗ってあげてくださいね。使うシャンプーも子供用や敏感肌用のものなど、頭皮への刺激が極力少なく済むものがおすすめです。

クリニックによってはシャンプーを提供してくれるところもあります。

髪の毛を乾かすときはタオルで頭をごしごししてはいけません。

落ちてきたしずくを取る程度なら問題ありませんが、頭皮が柔らかくなっている状態でタオルを使うとそれが頭皮への刺激になってしまいますので避けましょう。

乾かすときはドライヤーがおすすめですが、頭皮に直接熱が当たるののを避けるため熱い風ではなく、「Cool」や冷風で乾かすようにしてください。どうしても…という方は、頭皮から30センチほど離して出来るだけ刺激を与えないように注意してドライヤーをあてましょう。

1週間経てば多少こすってもOK

手術から1週間も経過すれば、指を使った多少のこすり洗いならOKになります。

時期的にも髪の毛を移植した部分にかさぶたができはじめる時期なので、シャンプーでかさぶたが柔らかくなったところを狙って(?)、優しく落としていきましょう。

こすり洗いがOKとはいってもガシガシこするのは絶対にダメです!

一応、定着は手術後の2~3日にかけて行われますので多少は大丈夫なのですが、頭皮の状態は人それぞれ。せっかく定着しかけていたものがダメになる可能性もありえます。

基本的には優しく優しく、こするというよりも「撫でる」ような意識で頭皮をケアしてあげてください。

「やり方がよくわからない!」という方のために補足しますと、指の腹の部分(第1関節~指先の間のやわらかいところ)を使いましょう。

指先を使うと硬く、爪があたってしまうと傷の原因にもなりますので避けてくださいね。

洗っているとかさぶたが気になると思いますが、指の腹で軽くこすってポロリと取れるようならそのまま落としてあげればOKです。

そうしても取れないかさぶたはそのまま放置!いずれは剥がれ落ちますので、ムリして剥がすのは絶対にやめてください。

もし剥がれたかさぶたに毛がついていても「定着していなかった!!」とガッカリしなくても大丈夫。

生え変わりのサイクルの中でポロリと毛が抜けるのはよくあることなんです。

毛が抜ける=毛根が定着していない、ではないのでご安心を。きちんと定着しているからこそ毛が抜けると考えてくださいね。

2週間経過すれば今まで通りの洗い方でOK

2週間も経過すればかさぶたもとれ、手術前と同じシャンプーを利用し、同じ洗い方で大丈夫になります。カウンセリングの際に洗い方などのアドバイスを受けていればそれを実践してみましょう!

後頭部を縫合していた場合も抜糸が終わっていると思いますので、気にせず洗うことが出来ます。ちょっと期間は長いですが、「普段通りの生活」に戻れるのがこのタイミングと思っていただいたらOKですね。

基本は頭皮に優しく…がシャンプーの基本ってことか、勉強になるぜ。

どうしても汚れを落とさないと!って昔はガシガシ洗ってたからなぁ、それが悪かったのかもしれないな。

優しく洗ってかさぶたは自然に取れるのを待つ。これがポイントだな!

シャンプー以外で頭皮について気をつけておきたいポイント

シャンプー以外にも、植毛手術後に頭皮ケアとして気をつけておきたいポイントがあります。定着率をアップさせるためにも、取り入れられそうなものは積極的に取り入れましょう!

意外?枕は固めのものをセレクトしよう

最初に気をつけておきたいポイントは「枕」です。頭皮への刺激が少なくなるように…と考えると、柔らかい素材を選びがちですよね。

実はその考えは間違いで、本当は固めの枕をセレクトした方がいいんです。その理由は、柔らかい枕だと知らず知らずのうちに頭皮を擦りつけてしまう可能性があるからです。

定着率を上げたい(下げたくない)なら手術前に固めの枕を用意しておきましょう。

帽子やカツラは術後4日以降からOK

頭皮に直接影響を与えるものは枕だけではなく、帽子やカツラも含まれます。基本的に頭皮を覆うもの、頭皮の通気が悪くなるものは出来るだけ避けたほうが無難です。

術後4日くらいまでは避けたいところですが、手術方法やクリニックによってはニット帽ならOKとしているところもあります。術後4日になれば、カツラも帽子も基本的に問題ありません。

ただ、かつらの場合はグラフトを移植した部分に固定する器具が当たるようなものは定着率の低下につながりますのでやめましょう。

帽子も頭を締め付ける、こするような硬い素材で作られたものや小さめサイズのものはNGです!ゆとりを持ったサイズのものか、柔らかい素材で作られたものにしておきましょう。

髪のオシャレも出来れば控えめに

身だしなみのひとつとして、毎朝整髪料を使用してセットをしているという方も多いと思います。しかし、頭皮に残り、汚れにつながってしまうためワックスやムース、ジェルといった整髪剤のカテゴリーに入るものは術後1週間までは使わないでください。

美容室でのパーマやカラーは術後1ヶ月を経過すれば可能になりますが、頭皮への負担を考えるとあまりおすすめしません。

ある程度定着し、髪の毛も順調に生えてきてから

シャンプー以外にも気をつけないといけない部分、結構あるんだな。

バレるとコワイから…なんてヘタに帽子をかぶると逆効果になってた!なんて恐ろしすぎるぜ…。

定着率を上げるため、手術後に控えておくべきものをチェック!

シャンプーのことはしっかり学んだからこれで定着はバッチリ!…いやいや、それだけではまだダメなんです!頭皮のケアももちろん重要ですが、頭皮のために控えておいたほうがいい事も知っておかないと、思わぬ悪影響が出てしまうこともあります。

手術後の一定期間ではありますが、植毛手術後に控えておきたいポイントを解説します。

アルコールは手術前日~手術翌日は厳禁

お酒が好き!という方にはツラ~イ話かもしれません…。アルコール全般は手術前日から手術の翌日にかけては厳禁です。

先程も説明しましたが、アルコールには血管を拡張させ、血行を良くする力があります。そのためストリップ法(FUT法)のようなメスを使用する手術の場合、出血量が増える可能性があるので控えてほしい…とのことでした。

術後も同様で、頭皮が傷ついている状態ですので血行がよくなることで出血量が増えたり、痛みが出やすくなってしまいます。

術後に痛みや出血などが出るとストレスがたまってしまい、頭皮に悪影響が出ることも。翌日までは厳禁ですが、出来ればしっかりと定着する1週間後くらいまではアルコールを控えるほうがいいでしょう。

その後、(お医者さんのOKが出れば)飲んでも大丈夫です。飲み過ぎには注意してくださいね!

タバコは髪の毛のためにも控えて

薄毛を気にしている方は、タバコはそもそも吸わないという方が多いかと思います…。が、吸っている方もいると思いますので念のため。

タバコはアルコールとは逆に、血管を収縮させる働き…つまり、血行を悪くする働きがあります。薄毛の原因のひとつが「血行の悪さ」。それは植毛でも同じで、血行が悪いとグラフトの定着率が下がってしまうんです。

こちらは手術2週間ぐらい前から術後3週間くらいまでは禁煙するようにしましょう。髪の毛のことを考えればいっそずっと禁煙するほうがおすすめです!

激しい運動は植毛手術に悪影響!

最後は運動です。

手術後すぐに激しい運動(息があがるようなもの)をすると、血管が拡張されますので出血のおそれがあります。傷口が開いてしまうこともありますから、基本的に術後5日程度までは運動自体を控えるようにしましょう。

それ以降であれば軽めの運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)をすることが可能です。

術後2週間が経過すれば、特に日常生活上での制限もなくなってきますので、運動に関してもほぼ解禁されます。

しかし、頭皮に負担をかけるようなスポーツは1ヶ月以上避けるようにしてください。

こう見ると、日常生活って意外と頭皮に負担をかけてるってことがわかるな…。

アルコールはまだしも、タバコはハゲの原因としても有名だから、この機会に禁煙するっていうのも十分にアリだと思うぜ。

本当はアルコールも辞めたいが…これだけはなぁ…

手術後の副作用として心配な感染症。実際に起こるの?

アフターケアを怠った場合、あるいは怠っていなくても場合によってはかかってしまう可能性があるのが「感染症」です。

植毛手術のリスクとして挙げられることもありますが、実際に植毛手術を行うことで感染症に簡単にかかってしまうのかどうか、調べてみました。

深いキズがないので感染症リスクは低め

植毛手術においてメスを入れるといっても深いところまで入れるわけではなく、頭皮の表面に近いところまでです。そのため感染症になるリスクは低いと言えます。
実際、今まで重篤な感染症となって命に関わった…という例はないようですので、リスクがないとは言い切れませんが、高いわけでもありません。

植毛手術を受けた後、

  • 痛みや軽いしびれがある
  • 額や目元が腫れてしまう

といった症状が出ることがありますが、これらは感染症ではなく、植毛手術における副作用です。出る出ない、強い弱いは個人差がありますが多くの人に起こることですので、上記の症状が出ても「感染症かも!?」と不安になる必要はありません。

自分のもともとの身体の状態でリスクが変わる

頭皮の傷だけでなく、植毛手術を受ける人がどのようなリスクを持っているのか…という点も感染症が発症する確率に関わってきます。

  • 長期的な喫煙
  • アルコール依存、過剰摂取
  • 肥満
  • 心臓や肝臓に慢性的な疾患がある
  • ハーブが入ったサプリメントを常用している

といった、本人に既にリスクがある状態だと感染症にかかるリスクも高くなる傾向にあります。

感染症になったとしても軽度のもの

仮に感染症になってしまったとしても、心配することはありません。傷の部分に熱を持ったり、膿が溜まるといった症状が考えられますが、いずれも重度になることはなく、抗生物質を飲む、クリームを塗るといったことで簡単に症状を抑えることが出来ます。

膿が溜まるという症状は術後すぐではなく、数ヶ月から半年後程度期間が経ってから発症することがあります。こちらも同様の対策ですぐに治りますし、膿を出せばOKということも。

感染症で命に関わる…なんてことはないので安心してください。ただ、違和感を覚えたら早めにお医者さんに行くほうがいいですね。

こういった感染症も、頭皮のケアをきちんとしていればリスクはぐっと少なくなります。そのためにも頭皮を清潔にしておく必要がありますので、シャンプーはきちんと行いましょう。

植毛手術に限らず、副作用や後遺症ってのはどうしても気になるところだよな。

副作用は多少あるが、麻酔とかの影響もあるから仕方ないところだと割り切るしかなさそうだ。

感染症のリスクがほぼないのは安心だな。

ケアをしても効果がイマイチ…そんな時は2回目の手術も!

しっかりケアをしていても、思ったよりボリュームが出ていない、もっと広い範囲の薄毛を植毛手術でカバーしたい。

そんな場合は1回だけでなく複数回植毛手術を行うことも視野に入ってくるでしょう。植毛手術は1回だけでそれ以上できない、ということはありません。自分の毛の状態に合わせて複数回植毛手術を行う方も実際にいます。

ここでは、2回目以降の植毛手術について解説します。

複数回の植毛手術を行うケースとは?

あまりイメージがない方もいるかもしれませんが、複数回植毛手術を行うことは珍しくありません。例えば植毛手術をした時よりも薄毛が進行し、自毛とくらべて植毛部分の髪の毛の方が濃くなりアンバランスになってきた場合です。

また、広範囲に所為羽毛を行った場合などは複数回の植毛手術を行って髪の毛の濃さのバランスを整える…というのは結構一般的です。また、かなり薄毛が進行している場合も複数回にわけて植毛が行われます。

これは範囲が広い場合、密度が薄い場合のどちらも複数回になることが多いです。

一度に採取できるドナーには限りがありますし、あまり密度を濃くするように植毛手術を行っても定着率が下がってしまうリスクがあるためです。後は生え際をもうちょっと前に持ってきたいといったデザインの微調整として再度植毛手術を行う場合もあります。

このように複数回の植毛手術は珍しいことではないので、「もう少し植毛したいけど2回目なんて出来るのかな…」と悩んでいるのなら、以前植毛してもらったクリニックで相談してみるといいでしょう。もちろん別のクリニックでも構いません。

2回目までの期間は植毛の部位によって変わる

植毛手術を複数回行うことは可能ですが、いつでも好きな時に行えるわけではありません。

最初の植毛手術から2回目の植毛手術を行うまでの期間はどのくらい必要なのか、という点に言及していきたいと思います。

これは植毛する部位によって大きく変わります。

  • 1回目と「別の部位」に植毛を行う
  • 1回目と「同じ部位」に植毛を行う

このカッコ「」内がポイントになります。

別の部位への植毛なら、ドナー採取部の経過次第

1回目と「別の部位」に植毛を行う場合…例えば生え際をもうちょっと下げたいからそこに植毛を行いたい、と言った場合ですね。こういったケースでは、ドナーとなる部分の髪の毛が移植出来る程度の長さまで復活すればすぐにでも手術を行えます。

具体的な時期としては2ヶ月~3ヶ月後になります。2ヶ月では「まだ早い」と言われる可能性がありますので、3ヶ月以降と見ておけば確実です。以前の植毛手術と同様に後頭部からドナーを採取し、グラフトを希望の箇所に植毛します。

同じの部位への植毛は長めの期間を置いてから

対して「同じ部位」に植毛を施す場合はどうでしょうか?パターンとしてはこちらの方が多いかもしれません。広範囲の植毛なので2回目を行う、ボリュームや濃さが気になるので2度目を…といったケースですね。

こちらはドナー部分となる後頭部の髪の毛が回復しても、植毛した際にメスをいれた部分、毛を移植した部分が大丈夫かどうか、というのがポイントになります。

同じ部位に植毛することになりますので、1回目に植毛手術を行った部分がきちんと定着しているか、きちんと移植部分から毛が生えているのかをチェックする必要があるので、それ相応の時間が必要になってきます。

相応の時間とは、半年から8ヶ月程度です。

植毛手術の方法、術後の経過、クリニック…といった様々な要素によってそれぞれ個人で2回目の植毛手術を行えるタイミングは変わりますが、基本はこれくらいの期間と思っておけば問題ないと思います。

最初から複数回に分けて植毛手術をすることが決定していた場合は、3ヶ月~4ヶ月程度で2回目の手術を行えることもあります。

慌てて早く2回目の植毛手術を行ってしまうと、せっかく定着した細胞に傷が入ってしまい、その部分から毛が生えなくなってしまった…なんて悲しい出来事が起きる可能性もあります。

同じ部位にもう一回植毛したい場合はしっかりとお医者さんと相談し、検査してもらってからにしましょう。

より自分の理想の髪の毛に近づけたいなら、2回目の植毛手術も十分アリ、って感じだな!

頭皮の状態が大きく影響するから、きちんと医師との相談をしておかないとな。

術後2~3ヶ月以降とちょっと時間はかかるが…ハゲが解消できると考えればガマンできるだろ!

医師の指示を守っていれば大丈夫!的確なケアでフサフサに

こういった自毛植毛手術はなんとなく「手術そのもの」がどうか、という判断になってしまいがちですが、最近の技術は高くなり失敗してしまうことはあまりありません。

むしろ、手術後のアフターケアがその後の頭皮や定着率に大きく影響していると言っても過言ではないでしょう。

とはいえ手術後のアフターケアについては、基本的にお医者さんの指示に従っていれば怖がることはありません。確かに手術後はコレもだめ、アレもだめ、となかなか厳しい部分はありますが、1週間も経てばほぼ普段の生活に戻れます。

回復の度合いによっては今回解説した日数より早く普段どおりの生活が出来る場合もあります。逆にケアを怠っていると、日常生活に戻れるまでより多くの日数がかかってしまったり、感染症になってしまう可能性もあります。

大事なのは自分で勝手に判断せずに、きちんと言われたケア方法を真面目にやることです。

そうすればきちんと移植した髪の毛も定着してくれますし、治りも早くなります。フサフサを維持したいのであれば、自分の頭皮を丁寧にケアしてあげることが大切、というわけですね!

ウムッ。植毛とデート後のレディーにはアフターケアが大切ということだ。(笑)

なになに?「HAGEリーマンはハゲているのに、レディーとデートをした事があるのか?」だと?

・・・ないよ。もう、地球の平和を守るのを辞めてもええんやぞ?(威圧)

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