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植毛について学ぶ

自毛植毛とは?分かりやすく徹底解説!

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どんな薄毛治療をしても効果が得られない、確実に薄毛を改善したい、そう考えて調べるていくと、【植毛】という治療法が出てきます。

中でも自毛植毛は、自分の髪を薄毛部分に移植するので自然な薄毛改善が見込めるのではないかと気になっている人も多いのでは?ただ、自毛植毛はどのような手術をするのか、費用がいくらかかるのか等、不安なことも少なくないですよね。

そこで、今回は方法や費用だけでなく、各手術法のメリットデメリットや実施しているクリニックなど、自毛植毛について気になる情報を徹底解説していきましょう!

自分の髪を移植!?自毛植毛の基本をチェック

自毛植毛は、その名の通り自分の髪の毛を薄毛部分に植毛するというものです。

自身の髪を移植するため、まずは自分の髪を採取することから始めていきます。

希望する薄毛部分に対して必要な分だけ、健康な髪の採取が行われます。

一般的な植毛では後頭部の髪が採取されることが多く、採取する部分の髪を短くカット(刈り上げ)、必要な分の髪を毛包ごとくり抜いてグラフトとするのです。

植毛のイメージイラスト

グラフト…というのは植毛をするために採取する髪のことだな?これが植毛をする上で重要なポイントになってくるのだな。

植毛では、どのくらいの髪を採取することになるのだろうか。

1つの毛包を採取したものが、1グラフトと呼ばれます。薄毛の具合によって、採取するグラフト数は変わります。

植毛手術をするにあたって、グラフト数で費用を算出することが基本ですから、自分が何グラフト採取する必要があるのかを知ることが大切です。

植毛に必要となるグラフト数は薄毛の状態に応じて異なりますが、グラフト数の目安をご紹介しておきましょう。

M字ハゲ 前頭部から頭頂部にかけての薄毛
500グラフト 750~1,000グラフト

植毛について詳しい仕組みは、こちらの記事で紹介しています。

自毛植毛には主に3つの手術法がある

自毛植毛は、手術法によってグラフトの採取・移植のやり方が異なります。

主な手術法が、以下の3つです。

  • ストリップ法
  • FUE法
  • ARTAS植毛

簡単に比較・紹介していきましょう。

項目 ストリップ法 FUE法 ARTAS植毛
ドナー採取法 頭皮を帯状に切除 ドナーを毛穴ごと
1つずつ採取
ロボットによって
ドナーを1つずつ採取
傷痕 線状の傷が残る 切開しないため
傷痕は小さい
切開しないため
傷痕は小さい
痛みも少ない
費用 ロボットが行うため
比較的安価
人の手による作業で
比較的高め
比較的安価

ストリップ法は昔ながらの方法で、メスを使って頭部を切開するという手法で行われます。FUE法は、最近増えてきた手術法でメスを使わずにグラフト採取が可能となっています。

ただ、1つずつ毛穴を採取する方法は患者の負担は少ないというメリットがある一方で、採取する部位にムラが出てしまう、採取したドナーの質が悪いなど、医師の手腕によってその仕上がりが異なるので注意が必要となります。

ロボットによる植毛はムラなく的確なドナー採取が可能とはなりますが、実施しているクリニックが多くはないので、対応しているクリニックを探すところから始める必要があります。

各手術法によって、傷痕のケアや治りの早さなどが異なります。自毛植毛手術の流れやアフターケアについては、こちら知っておきたい自毛植毛手術!術前からアフターケアまで経過を紹介の記事で詳しく特集しています。

自毛植毛は、移植するグラフト数、そして手術法によって費用が変わってくるようだ。

まずは自身が必要なグラフト数、そして適した手術法を知ることが大切だな。

自毛植毛のメリット・デメリットを徹底比較

ここで、自毛植毛のメリットとデメリットを比較していきましょう。

メリット デメリット
・拒絶反応がない
・定着した髪が再び自毛として成長する
・費用が高額になる
・採取できる髪の量・移植範囲に限界がある
・医師の技術によって仕上がりが変わる
・移植した髪が成長するまで時間がかかる
・抜け毛が減るわけではない

移植された毛包は元々ある毛包と変わらない作用を持ち、成長期、退行期、休止期、脱毛期というヘアサイクルを繰り返していきます。

自毛植毛の最大のメリットは、移植した髪がそのまま自毛として成長するという点にあるのです。

しかし、自毛植毛は短くカットした髪を移植するため、その髪が成長するまで時間がかかってしまうのです。

植毛した髪は自分の髪として成長してくれるというのか!これは素晴らしいことだな。

しかし、AGAが原因で髪が抜けてしまった場合は、植毛した髪も再び抜けてしまう恐れはないのだろうか…?

採取するドナーはAGAの影響を受けにくい後頭部の髪を使用するため、植毛後の髪がAGAで抜ける可能性は低くなっています。

AGAで抜け落ちる髪は前頭部から頭頂部にかけてが多いですから、そこにAGAの影響を受けにくい後頭部の髪を植え込むようにしているのです。

自毛植毛の仕組み解説イラスト

ただ、AGA以外にも何からの原因があり抜け毛が増えている場合、再びその原因によって髪が抜け落ちてしまうリスクは持っていることになります。自身の薄毛の原因について、認識しておくことも大切ですね。

植毛は最終手段!?その理由と他の薄毛治療法をご紹介

自毛植毛は魅力的な治療法に思えるかもしれませんが、最初から薄毛の改善法として植毛を選択することはおすすめしません。

メリット・デメリットのところでも紹介しましたが、植毛は薄毛の原因を取り除く治療ではない為せっかく移植した髪も原因を解決しない限り再び抜け落ちてしまう恐れもあり、移植した以外の髪が抜けて薄毛になる可能性も残っているのです。

薄毛はその原因に応じて治療を行い、それで結果を得られなかった場合の最終手段として植毛を選択することが望ましいと言えます。

植毛以外にも、薄毛の治療方法は色々あります。

  • 内服薬
  • 外用薬(育毛剤)
  • 育毛メソセラピー
  • HARG療法

どの治療法が適しているかは、その人それぞれによって異なります。医師の診察・カウンセリングを受け、治療期間や治療費用などをしっかり理解した上で選択しましょう。

植毛が確実に薄毛をカバーできる治療法であれば、最初から植毛をした方が良い気もするのだが…。

やはり他の治療法も試してみるべきなのか?

日本皮膚科学会が科学的根拠に基づいて作成した診療ガイドラインにて、最も有効な治療法としているのがミノキシジルの外用薬治療とフィナステリドの内服治療です。

植毛は薬での治療効果が得られなければ推奨する、となっていますから、まずは薬での医療が基本です。

植毛は、医師の技量によって仕上がりや生着率が変わってくる治療法です。

だからこそ、まずは誰でも同様の治療を受けることができ、かつAGAに効果があると認められている外用薬や内服薬治療が優先されているのです。

自分がどの方法で治療を行うのかについては、医師とのカウンセリングでしっかりと話し合って決めていきたいですね。

AGAの治療法について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事を読んでみてください。
AGAとは?原因と治療方法を大解説!

植毛治療がおすすめの人

髪には寿命があり、成長期、退行期、休止期、そして脱毛期を経て再び成長期へと戻ります。

髪の毛の寿命解説イラスト

このヘアサイクルが乱れて成長期が短くなる、休止期が長くなるというのがAGAであり、そのために抜け毛が増えて髪が生えずに薄毛に繋がってしまうのです。ヘアサイクルの根幹を支えているのが、毛包です。

一般的な薄毛治療は、抜け毛を予防し、発毛や育毛を促すことで薄毛を治療する方法です。つまり、毛根が残っていて毛包が生きていることが前提で行われます。すでに毛根や毛包が存在しない状態で治療をしても改善する可能性はほとんどありませんから、その場合は植毛治療がおすすめになってきます。

ただ、今は髪が生えていないところでも、まだ毛包が存在している・生きていることはあります。医師に相談し、自分に合った治療プランを考えてもらうようにしたいですね。

薄毛になったら植毛すれば良いではないか!十思っていたが、そう単純なものではないのか…。

他の治療法を検討しつつ、医師に相談してみるとしよう。

自毛植毛を失敗!?その原因とは

自毛植毛は、定着すれば自身の髪として成長し、違和感なく髪を増やしてくれる魅力的な治療法です。

ただ、自毛植毛は失敗する可能性がゼロというわけではありません。

自毛植毛の失敗例としては、以下の点が挙げられます。

  • 仕上がりが不自然になる
  • 傷痕が残る
  • 定着しない

それぞれの失敗例について、解説していきましょう。

仕上がりが不自然になる

植毛は出来るだけ自然な仕上がりになるよう注意して行われますが、植毛した間隔や位置が多少ずれたりムラあったりする場合があります。その場合、髪が成長した後のバランスが希望通りではなかったり、周囲の髪と比較したときに不自然だったりする場合があるのです。

植毛した髪はすぐに成長するわけではなく、その髪の成長には数か月単位の時間が必要となりますので、成長してから気づくことも多く。

植毛手術を自然に行うため、周囲にバレないようにするためにどのような点に注意すれば良いのか、それが気になる方はこちらの

傷痕が残る

植毛は、移植する髪を採取する際に少なからず傷跡が出来ます。傷跡が残りやすい体質の場合は、はっきりと傷跡が残ってその部分が目立つ可能性があるのです。

また、傷口が感染などを起こすと傷が悪化し、傷痕がはっきり残ってしまうことがあります。

植毛で傷跡が残ってしまうというのは、やはり女性としては気になるところだわ。

実際、どのくらいの傷が残るのかしら?すぐに見て分かってしまうものなの?

最も傷跡が大きく残るストリップ法の場合は、後頭部に一直線に傷が出来ます。ただ、最近は医師の技術によって傷跡が残らないような手術も行われるようになっています。

実は、植毛は医師の技術によるところが大きいのです。クリニックはしっかり情報を調べ、慎重に選ぶようにしたいですね。

定着しない

自毛植毛の定着率は95%を超えると言われていますが、人によっては定着率が低くなってしまう場合があります。

もちろんほとんどの場合はきちんと定着しますが、植毛した髪のうち10%程度しか定着しなかったという例も、ゼロではありません。自分がどのくらい定着するのか、それは施術を受けてみなければ分かりません。

植毛の失敗例についてもっと知りたいという方には、こちらの記事がおすすめです。

植毛は誰もが成功する手術ではないのか…。植毛後の髪がアンバランスになるだけでなく、植毛した髪が定着しないという事態も起こりえるとは。

医師によっても、その仕上がりは大きく変わるらしい。植毛手術を受けるか、メリットだけでなく失敗の可能性も合わせて考えるようにせねばな。

自毛植毛をするなら専門クリニックへ

自毛植毛を希望する場合は、専門クリニックでの施術が基本となります。

AGAクリニックすべてで植毛治療を行っているわけではないので、どこで植毛治療を行っているのか事前にチェックしておくことが大切です。

また、植毛する本数(グラフト数)によって価格が変わるのはもちろん、クリニックによって植毛の方法が異なり、費用も多少変わってきます。

植毛の費用については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

今回は、自毛植毛を行っている3つのクリニックをピックアップし、その手術法と費用を紹介していきましょう。

  • AGAスキンクリニック
  • AGAルネッサンスクリニック
  • 聖心美容クリニック

①AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックでは、2つの方法で植毛治療を行っています。

後頭部の髪を頭皮ごと採取し、その頭皮からドナー(髪の毛)を採取、移植株に切り分けてからグラフトを採取するHair Moving法。

そして、専用のパンチで毛根をくり抜くようにグラフトごとに採取をし、それを移植するスマートグラフト自毛植毛です。

Hair Moving植毛法はストリップ法、スマートグラフト植毛法はFUE法だと考えて良いでしょう。

では、それぞれの値段をご紹介していきます。

植毛法 100グラフト 500グラフト 1,000グラフト
Hair Moving植毛法
基本料金250,000円
100,000円 500,000円 1,000,000円
スマートグラフト植毛法
基本料金300,000円
100,000円 500,000円 1,000,000円

2つの植毛法は基本料金が異なるだけで、グラフトごとの移植費用は同じとなっています。

より傷跡が目立たず自然な仕上がりを求めるなら傷の治りが早いスマートグラフトがおすすめです。

一方、Hair Movingは希望部分にすぐに髪を増やしたい人、かつらを検討したが費用面で挫折した人がおすすめです。

AGAスキンクリニックについて詳しい情報は、こちらの記事で紹介しています。
AGAスキンクリニックの気になる治療効果と費用をご紹介

②湘南美容クリニックAGA新宿院(旧AGAルネッサンスクリニック)

AGAルネッサンスクリニックは、現在湘南美容クリニックと名前が変わっています。ロボット植毛(ARTAS植毛)に対応しているクリニックの1つです。

植毛法 500グラフト 1,000グラフト 1,500グラフト
ARTAS植毛 490,000円 880,000円 1,170,000円
ドナーストリップ法 498,000円 888,000円 1,180,000円

湘南美容クリニック(旧AGAルネッサンスクリニック)についての詳細は、こちらの記事をチェックしてくださいね。
AGAルネッサンスクリニックの特徴とは?

③聖心美容クリニック

聖心美容クリニックでは、ARTAS植毛のみを行っています。対象となっているのは男性のみです。

コース 500グラフト 1,000グラフト 1,500グラフト
通常価格 498,000円 880,000円 1,180,000円
モニター価格 378,000円 680,400円 993,600円

モニター価格ならお得に施術を受けることが可能ですが、募集人数には限りがあります。

モニターを希望する場合は、適用条件など詳しい情報をクリニックに問い合わせをしてみることが必要です。

聖心美容クリニックについては、こちらの記事で特集しています。
聖心美容クリニックは治療内容がとっても豊富!予防も再生医療も!

植毛は、どのクリニックでもだいたい50万円から受けられる手術になっているようだ。

なかなか高額な治療にはなるが、モニター価格での治療が受けられるところもあるようだから、さっそく問い合わせしてみるとしよう!

色々な治療を試してダメなら自毛植毛の検討を始めよう

自毛植毛は、自身の髪を薄毛部分に移植するという薄毛治療法です。移植した髪が定着すれば成長していくというメリットがあります。

自毛植毛は手術法がいくつかあり、髪を採取する方法が異なります。費用については移植するグラフト数や手術法によって異なります。

まずは各クリニックの情報をチェックしてどのような治療を行っているか、そして自身の植毛がどのくらいのグラフト数が必要になるのかについて確認したいですね。

自毛植毛は自身の健康な髪を薄毛部分に移植し、定着させるという治療法だ。自身の髪を使って薄毛を解消できるとは素晴らしいことだ。

手術法が色々あり、対応しているクリニックも限られている。医師の技術も重要となってくるので、まずはクリニック選びからしっかり始めると良いだろう。

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