髪に良い成分、髪の成長を促す成分というのは、薄毛に悩む人なら是非とも押さえておきたいものですよね。
FGF-7という成分を聞いたことはありますか?実はこのFGF-7、育毛に効果がある成分なのです!
FGF-7とはどのような成分なのか、そしてどのように育毛に繋がるのか、詳しくご紹介していきましょう。
成長因子って何?基本的な情報をチェック
成長因子とは、特定の細胞を活性化させる物質です。
作用する細胞ごとに、多くの種類があります。
どのような成長因子があるのか、いくつかピックアップしてご紹介していきましょう。
成長因子の種類 | 作用する細胞 働き |
---|---|
HGF 肝細胞増殖因子 |
幹細胞や様々な細胞を増殖し 組織と臓器の再生と修復を促す |
NGF 神経細胞増殖因子 |
神経細胞(交感神経・副交感神経等)の 増殖と再生を促す |
EGF 上皮細胞増殖因子 |
皮膚・肺・角膜・気管上皮細胞の 増殖と再生を促す |
IGF インスリン様成長因子 |
軟骨細胞・平滑筋細胞の 増殖と再生を促す |
FGF 線維芽細胞増殖因子 |
ヒト線維芽・血管内皮・グリア細胞の 増殖と再生を促す |
成長因子は、健康な身体を維持するために必要不可欠なものであるということを押さえておきたいですね。
その細胞の増殖や再生を促すということは、細胞の働きを促すことにもなると言える。成長因子とは重要なものなのだな。
成長因子と育毛の関係とは
成長因子には、いくつもの種類があることを紹介しました。その中で、薄毛に悩んでいる人、薄毛を心配している人にぜひチェックしてもらいたいのが、FGF-7です。
FGF-7は、成長因子や、ケラチン細胞増殖因子(KGF)とも呼ばれています。
ケラチン細胞増殖因子には、ケラチンの生成を助ける役割、毛母細胞の増殖・分裂を促す働きがあるので、それが育毛に繋がります。
育毛たんぱく質「FGF-7」が毛母細胞を増殖させるから髪が育つ!
タカラバイオ株式会社によると、髪の毛の構造は下記のようになっています。
↓
毛母細胞が増えるので髪の毛が伸びる
育毛たんぱく質[FGF-7]の分泌を増やし、髪の毛を伸ばすのに役立つことが明らかになり、研究結果は学会でも発表されています。
髪に必要なケラチンの増殖、そして毛母細胞の増殖、FGF-7はしっかりチェックしておかなければ。
FGF-7を増やすためにはどうする?
FGF-7を増やす働きがあると言われているのが、有名なミノキシジルです。
ミノキシジルは、KGFの産生を促しています。
また、カゴメ昆布フコイダンエキスも、FGF-7の産生を促すとタカラバイオ株式会社の研究で明らかになっていますね。
FGF-7を増やす働きのある成分については、現在も様々なところで研究が行われています。新しい情報をチェックするようにしたいですね。
成長因子を安定化させる成分配合の育毛剤がある!?
育毛に大きな影響を与える成長因子。その成長因子を安定させる働きを持つバイオポリリン酸を配合した育毛剤があります。それが、薬用ポリピュアEXです。
FGF-7を安定させることで成長因子をしっかり作用させ、髪の成長促進、成長期の維持に繋げるのです。
また、FGF-7そのものを配合したヘアケア商品も発売されています。
FGF-7を直接頭皮に塗布することは、高い育毛効果が期待できることは、様々な研究によって明らかになっていますからね。
FGF-7が高濃度で配合されている商品は、育毛剤のパッケージに日本EGF協会認定のシールがついています。
ちなみに、日本EGF協会とは成長因子を配合した化粧品等の正しい知識の普及、有益な情報の提供を行う組織です。
独自の認定ガイドラインをもとに、安全基準や商品1㎎あたりの配合量など、厳しくチェックしていきます。FGF-7配合のヘアケア商品を探す際には、認定シールを参考にしてください。
HARG療法は成長因子を頭皮に直接注入!
HARG療法の特徴は、頭皮に直接HARGカクテルを注入することです。HARGカクテルには、主に3つの成分が含まれています。
- 幹細胞から精製した成長因子
- ビタミン
- アミノ酸
幹細胞から抽出・精製するのは、150種類以上の成長因子です。これが、毛包に働きかけてヘアサイクルを正常化、毛髪再生へと導きます。
HARG療法は、今ある髪を活性化させる、成長期の毛髪が抜けるのを予防してきちんと成長させる、そして休止期に入っている髪を成長期へと導く、この3つの働きを持つのです。
但し、AGAクリニックに行く必要があるため、値段は高くになります。詳しくは特集記事をご覧ください。
FGF-7そのものを配合しているヘアケア商品もあるようだ。こちらの方が安そうだし、チェックしてみるとしよう。
FGF-7は毛母細胞に作用して育毛を促す成長因子!
FGF-7は、毛母細胞の増殖を促して育毛を促す作用があります。
また、FGF-7はケラチン細胞増殖因子(KGF)とも呼ばれています。髪はタンパク質で構成されており、その99%がケラチンです。
ケラチンが不足すれば髪が弱くなるため、ケラチンを増殖させることは育毛にとって大きな意味があり、FGF-7が髪にとって重要な物質なのです。
成長因子が育毛に与える影響について、しっかりチェックしておきたいですね。
髪について悩みを抱えている人には、ぜひチェックしてもらいたい。