ハゲは男性にとって大きな問題です。ハゲてから、その状態を改善しようとしても簡単にはいきません。だからこそ、まずはハゲにならないように予防することが大切です。
予防しなきゃいけないとわかってはいても、なかなか実行するのは手間ですし習慣づけるのも大変ですよね。しかし、毎日のシャンプー方法を変えるだけならどうでしょうか。
毎日しているシャンプー、それを気を付けるだけでハゲ予防できる可能性があります!正しいシャンプー方法を知り、大切な髪の毛を守りましょう!
正しいシャンプー方法はシャンプー前から始まる!?その流れ
まずは、シャンプーの基本からチェックしていきましょう。シャンプーをするとき、ただ頭を軽く濡らしてすぐにシャンプーを髪につけてはいませんか?実は、それはNG行動です。
正しいシャンプーの方法は、髪を濡らす前にしておかなければいけないことがあります。では、正しいシャンプーの順序をご紹介しましょう。
STEP2:頭皮を温めて毛穴を開く
STEP3:シャンプー
STEP4:すすぎ
STEP5:トリートメント
STEP6:ドライヤー(乾燥)
多くの人が知らないであろうシャンプー前の手順、それがブラッシングです。
シャンプー前にはブラッシングをしっかりとすること、そしてシャンプーをする前に毛穴を開く、この2つをまずはしっかりと認識しておきたいですね。
OH~!こんな手順があるなんて知らなかったぞ!
6ステップもあるんだな!(メモメモ)
知らない人も多い!?シャンプー前のブラッシングの重要性
ここで、なぜシャンプー前のブラッシングが重要となるのかをご紹介しましょう。ブラッシングの目的は、次の2つです。
- ほこりやフケを落とす
- 頭皮の汚れが浮きやすくなる
- 髪のもつれがほどけ、シャンプーの泡立ちがアップする
では、ブラッシングをするときの注意点を押えておきましょう。
- ブラッシング専用のブラシを使用する
- 根本からではなく毛先から少しずつブラッシングする
- ブラシの手入れをしっかりと行う
ブラッシングは、櫛ではなく専用のブラシを使うようにしましょう。素材は、ナイロン製のものを利用すると静電気によって髪にダメージを与えてしまう可能性もあります。ですから、豚や猪 など動物の毛が使われているものがオススメです。
男性の場合、ブラッシングをすることでかえって抜け毛が増えてしまうということを危惧する人も多いかもしれません。
しかし、丁寧なブラッシングは皮脂や老廃物を浮かせてシャンプーによってキレイに洗い流すという効果が期待できるのです。
これが、薄毛対策になるわけですね。また、ブラッシングをすることで頭皮に適度な刺激を与え、血行促進の効果も見込めます。シャンプー前のブラッシング、ぜひ習慣づけていただきたいですね。
ただし、むやみにブラッシングをすれば良いというわけではありません。絡まっている髪を無理にブラッシングすれば、髪が傷んでしまう恐れもあります。また、頭皮を刺激しようと強くブラッシングすれば、頭皮も傷つけてしまう可能性が出てくるのです。
使用するブラシも、汚れたまま放置していれば衛生的に良くありません。ブラシ専用のお掃除用ブラシというものも販売されています。ヘアケアやスキンケア商品の開発・販売を行っているLa CASTAでも次のような商品が販売されていますね。
ブラシの効果を長持ちさせるためにも、定期的にお手入れを行ってください。
いきなりの洗髪はNG!?毛穴を開かせて効果的なシャンプーを
記事の冒頭で洗髪する際は、髪を濡らしてすぐシャンプーをつけるのはNGだと伝えました。
まず大切なのは、身体や頭皮を温めて毛穴を開かせてることなのです。
毛穴を開かせることで、毛穴や頭皮の汚れが落ちやすくなります。毛穴の汚れは頭皮の炎症につながる可能性があります。また、毛穴が詰まることで毛髪に十分な栄養が供給されず、髪が弱わって細くなってしまう恐れがあるのです。
弱い髪は、抜けたり切れたりしやすくなっています。これが薄毛につながるのです。
では、毛穴を開かせるにはどうすれば良いのでしょうか。
- 10分以上湯船につかってからシャンプーを始める
- 湯船につからないときは、38度前後のシャワーでゆっくりと頭皮を温めて毛穴を開かせる
十分に毛穴を開かせ、頭皮をキレイに洗えるような状態にしたいですね。
シャンプー前のブラッシングに毛穴を開かせてからシャンプーするという方法、これをしっかりと覚えておくようにしなければいけないな。
薄毛対策のシャンプー方法はコレ!知っておきたい板羽氏の技
ここで、薄毛対策シャンプー法について紹介する前に、薄毛に効果があるとされる技術「髪様シャンプー」についてをご紹介しましょう。
髪様シャンプーは、板羽忠徳氏考案の技術です。
頭皮と毛髪、薄毛対策の研究を45年間行っている、理容クリニックの第一人者です。
これまでのお客様は3万人を超えて、遠くロサンゼルスから来店する人もいるほどです。
それでは、板羽氏の技術「髪様シャンプー」の方法について見ていきましょう。
手の形が重要!髪様シャンプーのポイントをチェック
「髪様シャンプー」では、先ほど紹介した基本のシャンプー法にプラスする工程があります。それが、シャンプー前のプレトリートメントです。
シャンプー前に、ホホバオイルやクレンジングオイルを頭皮に湿布することで、頭皮の汚れを浮き立たせるのです。
頭皮には、皮脂が付着しています。この皮脂は、頭皮の潤いを保つために大切なものではありますが、過剰に分泌されるとベタつきや毛穴のつまりの原因になってしまうのです。
この皮脂をいかに上手に落とすことができるか、それがシャンプーのポイントになるわけですね。では、具体的な流れを確認していきましょう。
STEP2:洗髪(2回洗い)
STEP3:アフタートリートメント
「髪様シャンプー」のもう1つの特徴が、2度洗いです。1回目のシャンプーでしっかりと汚れを洗い流し、2回目のシャンプーでマッサージを行うイメージですね。
2回のシャンプーはしっかりとすすぎ、頭皮に残ることがないように注意してください。また、次のポイントにも注意したいですね。
- ツメを立てずに指先を使う
- 強くこすりすぎない
頭皮を傷つけてしまえば、それがダメージとなって逆に薄毛を引き起こしてしまう可能性があるのです。
また、「髪様シャンプー」をするときに是非押さえていてほしい最大のポイント、それが手の形です。
「髪様シャンプー」は、頭皮を柔らかくすることで抜け毛を防ぎ、薄毛対策をしようとするものです。ですから、頭皮を柔らかくするマッサージが重要となるわけですね。
手の形について、詳しく紹介されているサイトがあります。そちらを参考に紹介していきましょう。
カニの組手
額から摘み上げるよう頭頂部へ
エイの組手
後頭部を親指の付け根で押し上げてマッサージ
イソギンチャクの組手
頭頂部をすべて指先で引き上げるようにマッサージ
これらの手を使って、丁寧に、確実に頭皮をしっかりと洗って、刺激するようにしていくことが大切なのです。
シャンプーの方法については、次の動画も参考にしてみてください。実際のシャンプーの様子が分かりやすく紹介されています。
この手を覚えれば、薄毛予防のシャンプーができるというわけか。さっそく今日から取り入れてやろうではないか。私のようなヒーローがハゲるなんていうことがあってはならないのだ!
上手に使って抜け毛予防!トリートメントの役割とは
トリートメントは、髪をただサラサラにして手触りを良くすることだけが役割ではありません。
トリートメントをして髪の絡みを防ぐことで、抜け毛を予防することにつながるのです。
また、トリートメントには髪の保湿や保護、髪自体が弱くなることを防ぐという役割もあります。髪が弱くなれば、切れ毛や抜け毛に繋がりますので、トリートメントがいかに重要かということが分かるでしょう。
ただし、トリートメントをするうえで注意しなければいけない点もあります。
- 髪の根元につけないようにする
- しっかりと洗い流す
トリートメントが頭皮に付着し、それが残ってしまった場合、頭皮の炎症を引き起こす恐れがあるのです。頭皮がダメージを受ければ、当然抜け毛が生じて薄毛になるリスクが高まります。
トリートメントをする場合は、髪の根元につかないよう注意したいですね。
頭皮につかないように注意しつつ、しっかりと洗い流すように注意するようにしよう。
自然乾燥は髪にダメージを与える!?正しいドライヤー方法とは
洗髪は、ただ髪を洗って終了というわけではありません。髪を洗った後の乾かし方にも、押さえておきたいポイントがあります。
- 濡れたまま髪を放置せず、しっかりとタオルドライをしてドライヤーを使用する
- タオルドライをするときは、髪をゴシゴシとこするのではなく、ポンポンと押さえるように優しく水分を取る
まずはこの2点をしっかりと押さえておきましょう。特に、タオルドライするときには、髪を強くこすって水分を拭き取ろうとする人が多いかもしれません。
しかし、濡れた髪はダメージを受けやすい状態にあります。その状態で、強い刺激を与えれば、髪のキューティクルにダメージを与えてしまう可能性が高まってしまうのです。タオルで髪を拭く際には、優しく水分を拭き取るよう注意したいですね。
ドライヤーの使い方について注意したいポイントを紹介
- 頭皮から20センチほど離して使用する
- 同じところばかりに風が当たらないよう、ドライヤーをこまめに動かすようにする
- ドライヤーは髪の根本から毛先に向かってあてるようにする
- ある程度乾いたら冷風を使って仕上げる
この4つのポイントを守ることで、髪や頭皮にダメージを与えることを防ぐことができます。
また、よくドライヤー中に櫛やブラシを使用する人がいるかもしれませんが、濡れた髪は非常にデリケートな状態です。髪が傷む要因になってしまいますので、完全に乾いてからブラッシングをするようにしましょう。
自然乾燥だと髪が傷む!?その理由とは
髪が短ければ、自然乾燥でもすぐに乾くと考えている人も少なくないかもしれません。しかし、自然乾燥は髪が傷む原因にもなっているのです。
なぜ自然乾燥で髪が痛むのか、その理由は濡れた髪の状態にあります。濡れた髪は、実はキューティクルが開いているとても危うい状態にあるのです。
その状態で枕等の摩擦を与えてしまうと、キューティクルが剥がれ落ちて傷んだ髪となってしまうのです。
また、自然乾燥は髪に水分が残る時間が多いために、頭皮に雑菌が繁殖してしまう恐れも出てきます。
雑菌は、臭いや炎症の原因になりますので、当然頭皮にとって良くはありません。面倒だと思わずに、しっかりとドライヤーで髪を乾燥させるようにしておきたいですね。
ドライヤーでしっかり乾燥させることが大切なのは分かったが、ドライヤーの熱で髪や頭皮を傷めないよう十分距離をとる必要もあるのか。注意点が多くて大変だが、頑張って覚えるしかないだろう。
正しいシャンプーでハゲは予防できる!髪や頭皮へのダメージを防ごう
正しいシャンプー法を実践すれば、髪や頭皮の汚れをキレイに落として、ダメージを与えることを防ぐことができます。頭皮に汚れを残す、シャンプーを残すといったことになれば、頭皮に炎症等のダメージを与えてしまう要因となるのです。
頭皮に炎症が起これば、毛髪の成長を妨げる、十分な栄養が供給されないということが起こりえます。これが、抜け毛や切れやすい弱い髪につながり、薄毛の原因となります。
正しいシャンプーは、特に難しいことをするわけではありません。いつものシャンプーに、少し手順を追加するだけで良いのです。一度覚えてしまえば、毎日薄毛対策をすることができます。
ハゲてしまってからでは、それを改善するのは簡単ではありません。だからこそ、自分で対策できるうちに、予防できるうちに、できることをしっかりとしておくと良いですね。
毎日シャンプーをするという人がほとんどであるだろうから、そのシャンプー法を正しい方法に変えるだけで薄毛対策ができるとなれば、これほど簡単なことはないではないか!