白髪の人はハゲないという噂は本当か！？

あなたは、「白髪の人はハゲない」という噂を聞いたことがありますか？昔からよく聞くお話なので、「自分は白髪だから、ハゲることはないはず！」と安心している方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、白髪はハゲないというのは迷信なんです。白髪の人にだって、ハゲる可能性は普通にあるのです。それでは、なぜそんな噂が広がったのでしょうか？

ここでは、その噂がまことしやかに流れているワケや、白髪とハゲが両立できてしまう理由などについてお話していきます。ぜひお読みいただき、できるだけハゲにも白髪にもならないようにするためにお役立てくださいね！

白髪の人でもハゲる可能性があるのはなぜ？

冒頭で、「白髪の人はハゲないというのはただの迷信」というのをお読みになって、ショックを受けている方もいるかもしれませんね。まずは、なぜ白髪でもハゲることがあるのか、そのワケからお話を始めたいと思います。

白髪と薄毛、それぞれの原因とは？

ここをお読みの男性ならよくご存じかとは思いますが、ハゲ、正確にいえば男性型脱毛症（AGA）の原因は、男性ホルモンにあります。

一方、白髪は、毛包の色素幹細胞がメラニン色素を作れなくなることが原因です。（白髪の原因についてはこちらの記事→白髪の原因はメラニンがなくなることだった！）

共通する要因も！

白髪と薄毛の原因は異なるということをお話しましたが、これはあくまでも直接的な原因が別々ということであり、その原因を引き起こす要因には共通する点も多いのもまた事実なんです。

繰り返しになりますが、白髪の原因は色素細胞がメラニンを作れなくなることです。そうなってしまう要因として、以下のようなものが挙げられます。

• 加齢
• 遺伝
• 栄養不足
• 睡眠不足
• ストレス
• 病気

これらは、どれも抜け毛や薄毛に関係する要因でもあることは、多くの人がご存知ですよね。

特に、生活習慣の乱れやストレスなどは、白髪とハゲ両方のリスクを一気に高めてしまいます。

こちらの記事（白髪を予防するためには食べ物や生活習慣に気を付けよう！）も参考にしていただき、白髪と薄毛どちらも同時に予防できるような生活を心がけましょう。

「白髪の人はハゲない」説は、なぜ広まったのか？

白髪の人でもハゲる可能性はじゅうぶんあり得ることをお話してきましたが、それではなぜ、白髪の人はハゲないと言われるようになったのでしょうか？

白髪よりAGAの方が先に来る！

AGAの定義は思春期以降に髪がだんだん薄くなっていくこととされていますから、早ければ10代後半、遅くとも20代～30代前半には多くの方が髪のボリュームに何らかの変化を感じるわけです。

一方、男性が白髪について気になりだす年齢は、30代前半くらいが最多と言われています。（白髪を見つけたらどうすればよいか迷った経験がある方には、こちらの記事もおすすめです。→（最適な白髪対策とは？白髪を抜くのは絶対NG！）

つまり、一般的には白髪よりも薄毛の方が早く現れるというわけですね。

また、AGAになるかどうかは個人差が大きく、歳をとってもフサフサという人も少なからずいますが、年齢を重ねても白髪が全然ないという人はほとんど見受けられません。長生きすれば、白髪にはほぼみんながなるということですね。

ハゲてないからこそ白髪になる！

ということは、逆に考えれば、若いうちから白髪があるとかなり目立つということであり、その後に薄毛になっても白髪に気を取られて気づかれにくいと言えます。黒髪に比べると、白髪は地肌がより目立たないというのも一因ですね。

白髪の人はハゲないという説は、この辺りから来ていると考えられます。

「白髪の人はハゲない」という説は、結果的に白髪が残っている人の状態を逆から見た俗説というわけですね。

実際に、はげていても残っている髪が白い人はたくさんいますから、やはり若いうちから白髪があるからといって、ハゲないわけではないということですね。

白髪の人でもハゲる可能性はじゅうぶんある！

白髪も薄毛も、多くの人にとってはなかなか厄介な問題ですよね。せめてどちらかひとつならマシかもしれませんが、残念ながら白髪の人でもハゲる可能性はありますし、逆に、ハゲの人の残った髪が白髪になることもじゅうぶんあり得ます。

白髪と薄毛の直接の原因は異なりますが、それにつながる要因は同じだったりします。栄養バランスの悪い食事や睡眠不足、ストレスなどが重なると、白髪にも薄毛にもなりやすくなってしまいます。

というわけで、白髪がある人も、ハゲないと思って安心しすぎるのは賢明ではありません。白髪とハゲの両方をできるだけ防げるよう、正しい知識を身につけておきましょう！