育毛したいならヨーグルト！？知っておきたいその理由

「最近、抜け毛が気になる…」なんていう男性も多いのではないでしょうか。でも、ただ悶々と悩んでいるだけでは、解決にならないばかりか、ストレスが増えてさらなる抜け毛につながるという悪循環です。

この悪循環を断ち切るためには、発毛剤や育毛シャンプーももちろん有効ですが、ぜひとも髪の毛に良いと言われる食べ物も試してみましょう！

発毛食品と言われるものは数々ありますが、ヨーグルトもその中のひとつです。私たちの生活に身近なヨーグルトが本当に効くなら、うれしいですよね。

でも、どうしてヨーグルトが髪に良いのでしょうか？ここでは、そんな疑問にお答えしていきます。

秘密はIGF-Iにアリ！ヨーグルトなどの発酵食品が薄毛に効く理由

抜け毛が気になり始めて久しい人にとっては、発酵食品が髪の毛に良いというお話は、一度は耳にしたことがあるかと思います。ヨーグルトも発酵食品のひとつですよね。

でも、なぜ発酵食品が薄毛対策に効果があるのでしょうか？

発酵食品って何なの？

そもそも、発酵食品の定義って、何でしょうか。

発酵によって新たに生みだされる栄養素は、アミノ酸や乳酸、ビタミン類など。これらの栄養素が胃腸に届き、胃腸の知覚神経を刺激してくれます。すると、体内でIGF-Iという物質がより多く発生するのです。このことが、育毛にとっても有益なんです。

育毛の鍵をにぎるIGF-I

IGF-Iとは、「インスリン様成長因子I（Insulin-like growth factors-I）」のこと。といっても、これじゃ何のことか分かりませんよね。

簡単にいうと、人間の身体のあらゆるところに存在するアミノ酸の一種です。このIGF-Iは、近年、大注目を集めています。

なぜなら、誰もが喜ぶ様々な効果があることが分かったからです。その効果には、こんなものがあります。

• 免疫力を高める
• 美肌効果
• がん、認知症、うつ病などの予防
• 糖尿病など生活習慣病の予防

いわゆるアンチエイジング効果というやつです。

髪の抜ける原因は様々とはいえ、老化も大きな原因のひとつですから、老化防止に役立つIGF-Iは、抜け毛や薄毛にも効果があると言えるわけです。

IGF-Iを増やせば育毛効果も増大する

IGF-Iは、元々体内にある物質ですが、意識的に増やすこともできます。増やし方は、とっても簡単。

基本的には、身体中の知覚神経が刺激を受けることによって、その部位周辺でIGF-Iが増えると言われています。

ですから、頭皮をマッサージしたり、温めたり冷やしたりすることでもIGF-Iが増える＝育毛効果があるということですね。

発酵食品を食べることでも増やせる

でも、それだけではありません。直接刺激する以外にも、IGF-Iを増やす方法があります。

それは、先にも少し触れたように、発酵食品などの食べ物を摂ることにより、胃腸の知覚神経を刺激することです。

胃腸の知覚神経が刺激を受けると、胃腸周辺のIGF-Iが増えるのはもちろん、その刺激が脳の視床下部へ伝わり、そこから再び全身に伝達され、身体中の各部位でもIGF-Iが増えるという仕組みなのです。

その際、もちろん頭髪の毛根周辺のIGF-Iも増えますから、それによって毛根の細胞が若返り、衰えていた発毛サイクルを正常に戻したり、炎症を抑えることで抜け毛を予防してくれたりするというわけです。

発酵食品であるヨーグルトが育毛に効くと言われる背景には、こんなふうに体内で繰り広げられているIGF-Iの活躍があったんですね。

ヨーグルトの凄さはIGF-Iだけじゃない！老化と抜け毛を防ぐ乳酸菌H61

発酵食品がIGF-Iを増やし、それが育毛の助けになるということをご説明してきました。「じゃあ、他の発酵食品とかを摂っていれば、ヨーグルトは摂らなくてもいいのでは？」とお思いの方もいるかもしれません。

しかし、ヨーグルトがオススメな理由はIGF-Iだけではないんです。

乳酸菌の効果

腸内細菌には悪玉菌と善玉菌、そして日和見菌がおり、それぞれの種類ごとにかたまって存在しています。それがまるでお花畑（フローラ）のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。

悪玉菌が増えて腸内フローラのバランスが崩れると、様々な体調不良につながります。しかし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には悪玉菌の増殖を抑える働きがあり、下記のような効果が得られるのです。

• 腸内環境正常化
• 免疫力を高める
• 老化予防
• 便秘の予防・改善

免疫力がアップするので、花粉症などのアレルギーや感染症を予防する効果もあります。さらに、老化予防効果もあるので、大切な髪の毛を守ることにもつながります。乳酸菌が含まれない発酵食品も多いですから、やはり薄毛対策にはヨーグルトが必須なんです。

抜け毛を予防する乳酸菌H61

乳酸菌には整腸作用があり、そのおかげで健康や美容に嬉しい効果があることをお伝えしました。

そんな乳酸菌にはいろんな種類があり、詳しく見ていくと乳酸菌の中でも特に「乳酸菌H61」というものに、老化予防や抜け毛予防の効果があることが分かったのです。

このように、「脱毛」という項目では、H61株を投与されたマウスには老化状態がまったく見られなかったというデータが示されています。

つまり、乳酸菌H61を摂取すると、しなかった場合よりも明らかに若さが保たれ、抜け毛も見られなかったということなのです。

今からでもじゅうぶん間に合う！

上記の実験はマウスによるものですが、人間を対象にした乳酸菌H61の実験も日々進められており、美肌や老化防止効果は認められています。

すなわち、人間でもじゅうぶんに育毛効果が期待できるということ。

抜け毛にお悩みの方がこれを知ってしまったら、もう乳酸菌H61を積極的に摂らない手はありませんよね。

ベストな効果を得るためには絶対オススメ！乳酸菌H61が入った商品

さて、乳酸菌の中でも老化予防や脱毛を予防する効果があるとされる乳酸菌H61ですが、これがしっかり入ったヨーグルトもあります。それが、以下にご紹介する商品です。

普通のヨーグルトがお好きな方はコレ

小美玉ふるさと食品公社から出ている「いきいききれいをめざすあなたへ。」という商品名のヨーグルトに、乳酸菌H61が配合されています。

効果の面だけでなく、味も食べやすくて美味しく作ってあります。

ただし、このヨーグルトはどこのお店でも手に入るというわけではなく、この会社のある茨城県内の数店で販売している以外は、店頭でお目にかかることができません。

でも、ネット通販があるので、ご安心を。送料はかかってしまいますが、全国に配送してくれます。

サプリメントも！

どうしてもヨーグルトが苦手という人のために、乳酸菌H61が入ったサプリメントもご紹介します。

株式会社エヌ・アイ・エスという会社にて乳酸菌H61が配合された「美・乳酸菌H＋PREMIUM」というサプリメントが販売されております。

女性向けの商品イメージですが、もちろん男性が飲むのもおすすめです。ヒアルロン酸やコラーゲンも入っていてお肌にも良いので、頭皮環境の改善にも役立ちそうです。また、酵素の力で有効成分を吸収しやすくなっているので、より高い効果が期待できます。

ポイントは2つ！薄毛対策に効果的なヨーグルトの取り入れ方

乳酸菌H61の効果はすごいのですが、先にご紹介したように、それが入っている商品はまだまだ少ないです。でも、そもそもヨーグルトは発酵食品としてIGF-Iを増やす効果があるので、H61が入っていないものでも大丈夫です。

とはいえ、市販のヨーグルトにはとてもたくさんの種類がありますよね。そこで、効率的な薄毛対策のために、ヨーグルトを選ぶときのポイントをご紹介します。

2つのポイントに気を付けて選ぼう

少しでも効果を上げるために気を付けていただきたいポイントは、以下の2つです。

• お腹に生きたまま届く乳酸菌を選ぶ
• 無糖か低糖タイプを選ぶ

これに気を付けていただくと、乳酸菌H61が入っていないヨーグルトでも、育毛効果をグッとあげることができます。

以下に詳しくご説明します。

お腹に生きたまま届く乳酸菌を選ぶ

CMで「生きたままお腹に届く！」というような言葉を聞いたことがある方も多いと思います。それが宣伝文句になるくらい、多くの乳酸菌はお腹に届くまでに死んでしまうことが知られています。

そのわけは、胃酸にあります。乳酸菌は酸に弱いので、腸の手前の胃で、胃酸にやられてしまうのです。

腸を守る乳酸菌には「ラブレ菌」「フェカリス菌」「ビフィズス菌」など様々な種類があり、死んだ乳酸菌でも効果ゼロというわけではないのですが、やはり生きた乳酸菌にはかないません。

乳酸菌がお腹に届くヨーグルト

そこで、選ぶべき「お腹に生きたまま届く乳酸菌」の代表的なものと、その乳酸菌が入った商品をご紹介します。

乳酸菌の種類	商品名
BB536菌	森永乳業　ビヒダスヨーグルト
乳酸菌シロタ株	ヤクルト　ソフール
ビフィズス菌SP株	雪印メグミルク　ナチュレ恵 雪印メグミルク　ビフィズス菌SP株カプセルヨーグルト
ガセリ菌SP株	雪印メグミルク　ナチュレ恵 雪印メグミルク　ガセリ菌SP株ヨーグルト
LGG乳酸菌	タカナシ乳業　おなかへGG!
L-55乳酸菌	オハヨー　低糖低脂肪ヨーグルト
クレモリス菌	フジッコ　カスピ海ヨーグルト

どれも、コンビニやスーパーなどで比較的手に入りやすいヨーグルトです。お気軽に試せる点もありがたいですね。

無糖か低糖タイプのヨーグルトを選ぼう

糖分の摂りすぎは、肥満など生活習慣病につながるだけではなく、実は髪の毛にもあまり良くないんです。その理由は、糖分を摂りすぎると、知覚神経が鈍くなってしまうことにあります。

せっかくヨーグルトを食べて、お腹まで乳酸菌を届けても、知覚神経が反応してくれないことにはIGF-Iが増えてくれません。

効率よくIGF-Iを増やすには、知覚神経を敏感にさせておくことが必要になるわけです。

そのため、加糖ヨーグルトを食べすぎるのはNGです。できれば、無糖のプレーンヨーグルトを選びましょう。

プレーンが苦手でも工夫して毎日食べよう

とはいえ、プレーンヨーグルトは酸っぱさが苦手という人もいると思います。

上にご紹介した商品の中にも、加糖タイプのヨーグルトもありますし、糖分の摂り過ぎが良くないだけであって、絶対にプレーン以外はダメというわけではありません。

トーストにヨーグルトを塗ってスライスチーズを乗せて焼くだけでも、食べやすくなります。他にも、バナナなどのフルーツを入れるなど、おすすめの簡単レシピがいろいろあるので、工夫の余地は大きいですよ。

乳酸菌H61はスゴイ奴！やっぱりヨーグルトは育毛界の期待の星！

いかがでしたか？ヨーグルトは、「発酵食品」、「乳酸菌全般」、「乳酸菌H61」という3つもの側面から、育毛効果が期待できるすぐれた食品だということがお分かりいただけたと思います。

ヨーグルトの独特な風味が苦手な人もいるかもしれませんが、アロエ入りやフルーツ入り、飲むヨーグルトなど、酸味が気にならない商品もいろいろあります。コンビニで簡単に買えるのも、一人暮らしや忙しい男性でも続けやすい、うってつけの薄毛対策食品と言えます。

特にH61は、老化が始まってからでも効果アリのうれしい乳酸菌です。諦めないで、今日からでもぜひ、ヨーグルトを食生活に取り入れてみてはいかがでしょう？