年齢を重ねて抜け毛が増えてきた…それ、女性男性型脱毛症(FAGA)かもしれません。そんなFAGAの治療薬としておすすめなのが、パントスチンです。
パントスチンはどこで購入することができるのか、どのような成分が含まれていてどのように作用するのか、女性用薄毛治療薬パントスチンの成分、そして効果を詳しくチェックしていきましょう。
パントスチンは女性特有の脱毛症に効果あり!
パントスチンは、女性の脱毛症である女性男性型脱毛症(FAGA)に効果がある治療薬です。
女性特有の脱毛症として頭部の毛髪全体が薄くなっていくびまん性脱毛症がありますが、FAGAはびまん性脱毛症の一種で男性ホルモンの作用によって抜け毛が引き起こされてしまうというものです。
女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが優位になってDHTが産生され、ヘアサイクルが乱れてしまいます。ヘアサイクルが乱れれば、髪が成長しきれないうちに抜け落ちてしまい、それが薄毛に繋がってしまうのです。
40代ごろから発症率が高くなる脱毛症であり、女性であれば誰もが発症する可能性があると言えます。
びまん性脱毛症の原因
びまん性脱毛症の原因には、ホルモンバランスの乱れ以外にも次のものが挙げられます。
- 過度のヘアケア(頭皮環境の悪化)
- ストレス
- ダイエット・食生活の乱れ
今の薄毛の症状がDHTが原因で引き起こされているのか、それ以外の原因によって引き起こされているのか、まずはそこを確認することが重要です。
女性であれば誰もが発症する恐れがあるようだからこそ、治療薬についてはチェックしておきたいところだ。
パントスチンの主成分アルファトラジオールの働きとは
パントスチンの主成分は、アルファトラジオールです。
アルファトラジオールは、男性型脱毛症であるAGA治療に効果的なフィナステリド(プロペシア)と同じ働きを持ち、抜け毛を防ぎます。
びまん性脱毛症の原因であるDHTの産生を抑制することで、ヘアサイクルを正常に戻すのです。
パントスチンの気になる副作用をチェック!
DHTの産生を抑える働きがあるので、ホルモンへの作用が気になる方もいるかもしれません。しかし、パントスチンは使用部位以外のホルモン作用はなく、安心して使用できます。
ただし、パントスチンには副作用もあります。
- 頭皮のかゆみ
- 炎症
- 発疹
これは、パントスチンに使用されているアルコールによるものです。皮膚が弱い方はアルコールによるかぶれが生じる場合もありますので、注意してください。
パントスチン自体の作用が穏やかですから、これらの副作用が起こるのも稀です。
しかし、万が一副作用が生じた場合はただちに強いようを中止し、病院へ行くようにしましょう。
ただ、必ず副作用が起こらないということでもない。常に異変には気を配っておきたいところだ。
パントスチンはクリニックで処方してもらおう!
パントスチンは、医薬品です。ですから、クリニックや病院で処方してもらうのが安心です。
気になる価格は処方するクリニックによって異なりますが、だいたい次のようになっています。
容量 | 価格 |
---|---|
1本100ml (1か月分) |
10,000円前後 |
実は、パントスチンは個人輸入でより安く入手する事も可能です。
しかし、個人輸入の場合は粗悪品や模造品が紛れていることも少なくなく、安心して使用できない恐れがありますのでおすすめしません。
パントスチンはどこに行けば処方してもらえる?
パントスチンの処方は、以下のところで処方してもらうことが可能です。
- AGAクリニック
- 皮膚科
- 婦人科
ただし、皮膚科や婦人科の場合はパントスチンを取り扱っていないところも少なくありません。事前に薄毛治療に対応しているのか、パントスチンの処方を行っているのか確認した方が良いでしょう。
婦人科の場合は、ホルモンバランスの乱れによる薄毛に対しては治療可能でも、そのほかの要因によって引き起こされた薄毛は治療できない場合もありますので注意が必要です。
AGAクリニックについて
AGAクリニックは、男性が通うところだというイメージがあるかもしれません。しかし、最近では女性向けのAGAクリニックも多くあり、薄毛に悩む女性1人1人に合った治療を受けることができるのです。
女性専用クリニックの場合、スタッフも医師もすべて女性というクリニックもありますし、完全予約制で他の患者と顔を合わさずに診察・治療を受けることができるクリニックもあります。
まずは最寄りのAGAクリニックがどこにあるのか探してみると良いでしょう。
クリニックや病院での処方が基本となるようだから、まずは身近なクリニックをチェックしてみることから始めなければな。
パントスチンは他の育毛剤との併用が可能
併用がオススメの薄毛治療薬、薄毛治療方法としては、次のものが挙げられます。
- リアップリジェンヌ
- パントガール
- 育毛メソセラピー
それぞれの特徴を簡単に紹介しておきます。
治療薬・育毛剤 | 特徴 |
---|---|
リアップリジェンヌ | ミノキシジル配合の育毛剤 |
パントガール | 女性の発毛を促す飲む育毛剤として 世界で初めて効果・安全性が認められた内服薬 |
育毛メソセラピー | 有効成分を頭皮に注入する治療法 |
いずれも、女性の発毛を促す効果があるものですから、医師と相談しながら併用を検討してみると良いでしょう。
育毛メソセラピーについては、こちらの記事育毛メソセラピーの効果がスゴイ!特徴と費用をご紹介で詳しくご紹介しています。
パントスチンの使用は1日1回でOK!
パントスチンは、1日1回3mlを使用します。他の薄毛治療薬(外用薬)の場合、1日2回塗布しなければいけないものもありますが、パントスチンは1日1回ですから無理なく続けられますね。
また、パントスチンは抜け毛の症状が改善してくれば、2日に1回、3日に1回と使用頻度を減らしてもOKです。
自分の症状に応じて、使用頻度を調整していきましょう。
医師に相談し、自分の治療の方向を決めていくのも良いだろう。
女性用薄毛治療薬パントスチンは抜け毛を防ぐ効果が期待できる!
女性用薄毛治療薬パントスチンは、びまん性脱毛症の1種である女性男性型脱毛症(FAGA)に効果が期待できる医薬品です。男性ホルモンの働きによって産生されるDHTを抑え、ヘアサイクルを正常化して抜け毛を防いでくれます。
同じような働きをする成分としてフィナステリドがありますが、パントスチンはフィナステリドよりも効果が穏やかで副作用リスクも低いという特徴があります。
基本的には医師に処方してもらい、クリニックや病院で入手するものです。まずは最寄りのAGAクリニックや薄毛治療を行っている皮膚科、婦人科等を調べ、診察を受けるようにしましょう。
また、あくまでもパントスチンは抜け毛を抑制する働きを持つものです。発毛を希望するなら、発毛効果がある育毛剤や治療薬を併用するようにしましょう。
パントスチンで抜け毛を抑え、そして発毛を促す治療薬や育毛剤を併用する。これで薄毛の悩みは解消に向かうはずだ!