頭はすぐに人目に触れる部分なので、髪に関する悩みは尽きませんよね。その中にはクセ毛の悩みもあります。
クセ毛だと髪のセットに時間がかかるし、せっかくセットしても雨の日は湿気が多く元に戻ってしまうから、出かけるのが憂鬱だという方もいらっしゃいます。
ところでみなさんは、なぜクセ毛になるかご存知ですか?それには、毛穴や毛根の形の遺伝によるものから、毛穴の目詰まりのように後天的なものまであるんですよ。
つまり、理由によってはクセ毛を改善することも可能です。また、クセ毛に悩むよりもいい方向に活かす考え方もありますよね!
そこで、なぜクセ毛になるのかその理由を探り、どう対応すればいいのか詳しく見ていきましょう!
遺伝も原因!クセ毛になる3つの先天的理由
クセ毛になる理由には、遺伝が原因のものもあります。両親ともにクセ毛だと遺伝する確率は90%以上で、片方の親がクセ毛だと遺伝する確率は70%程度と言われています。これはかなり高い確率ですよね。
そのため、ご両親ともに、あるいはご両親のうちのどちらかがクセ毛だという人の場合、遺伝でクセ毛になっている可能性が高いと言えます。
ですが、遺伝と言われても何が遺伝するの?と思われるかもしれませんね。実は、遺伝するのは毛穴や毛根の形です。
また、生まれつき決まっている髪の内部バランスなども、クセ毛に影響するんですよ。
では、生まれつきクセ毛になる原因である先天的理由について、詳しく見ていきましょう。
毛穴や毛根のゆがみが遺伝するとクセ毛になる!
クセ毛になる理由として、毛穴や毛根がゆがんでいることが挙げられます。
左側の図は、輪切りにした髪の毛の様子です。毛穴が円形だと直毛になるのですが、毛穴がゆがんでいるとクセ毛になってしまいます。そのため、クセ毛の人の髪を輪切りにしてみると、ゆがんだ形になっています。
また、毛根の形が問題でクセ毛になることもあります。毛根の形がゆがんでいると、それに合わせて右側の図のように髪の毛にクセがつきます。
髪の毛が毛根で作られることは皆さんご存知だと思いますが、毛根で作られたばかりの髪の毛はとても柔らかいものです。そのため、毛根がゆがんでいると、柔らかい髪の毛が毛根の影響を受けて押され、髪がうねってしまうわけです。
毛根のゆがみがひどいほど、強いクセ毛となります。
毛穴の形や毛根の形は遺伝するので、親がクセ毛だと子どももクセ毛になりやすいのです。
乱れるとクセ毛になる?髪の内部のバランスとは
髪の毛は、下図のような3つの層で構成されています。
外側から、キューティクル、コルテックス、メデュラと言います。クセ毛に関係するのは、このうちのコルテックスという部分です。コルテックスはタンパク質で構成されていて、髪の85%から90%を占めています。
このコルテックスには水を吸収しやすいタイプと吸収しにくいタイプと2種類あり、ちょうど同じ量、つまり50:50になっていると髪は直毛になります。しかし、このバランスが崩れると、クセ毛になってしまうのです。
このバランスは生まれつき決まっているものなので、残念ながら変えることはできません。
また、クセ毛の方の中には、雨の日に特にクセが出ると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それもこのコルテックスが関係していることがあります。
雨の日には、水を吸収しやすいタイプのコルテックスが水を吸い込んでバランスが崩れるので、クセ毛がひどくなることがあるんです。
髪の成分の結合がずれることによるクセ毛
髪の毛は、タンパク質が結合してできたものです。これがどのように結びつくかで、直毛になるかクセ毛になるかが決まります。
クセ毛の人の結合の仕方は、服のボタンを掛け違えた感じで斜めに繋がっています。そのため、うねりが出てしまいます。直毛の人はボタンを間違えずに止めている感じで、まっすぐ繋がっています。
実は、美容院などでかけてもらうパーマは、この結合の仕方を上手く利用したものなんですよ。薬を使って一度まっすぐな繋がりを切り離して、斜めに繋げることによってパーマがかかる仕組みになっています。
そう考えると、髪の成分であるたんぱく質が斜めに繋がることでクセ毛になる理由がわかる気がしますね。
両親がクセ毛だと90%以上、片親でも70%遺伝するのか!?
しかも、他にも生まれつきクセ毛になる原因まであるってんだから、こりゃどうしようもないよなあ。
誰か、いい対策を知らねーか?
頭皮環境の影響も!?クセ毛になる3つの後天的理由
先天的な理由でクセ毛になっている場合、髪をまっすぐする方法は無いのですが、後天的な理由でクセ毛になっている場合、その理由に対する対策をすれば、クセ毛を直すことも可能なのです。
では、生まれながらの状況に左右されない後天的理由について、詳しく見ていきましょう。
頭皮環境の乱れがクセ毛を招くことも!
頭皮環境の乱れがクセ毛を招くと言われると、何だか不思議な気がしますよね。ですが、頭皮の状態と髪の毛の状態には、関係があります。
特に影響するのは、毛穴に汚れが詰まることと頭皮のアルカリ度が強くなることです。
頭皮にある毛穴に汚れが詰まると、その汚れに髪が圧迫され、本来ならまっすぐ生えるべき髪の毛にクセがついてしまいます。毛穴に汚れが詰まる原因としては、下記のようなことが考えられます。
- シャンプーやコンディショナーのすすぎが不十分
- 皮脂の過剰分泌
- ホコリやチリの取り残し
シャンプーやコンディショナーには添加物も含まれていますので、きちんとすすがないと毛穴が詰まる原因になります。
皮脂が過剰分泌されると、余分な脂分が毛穴に詰まります。洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていると、必要な皮脂まで洗い流されて頭皮が乾燥してしまうので、乾燥を防ごうと頭皮が皮脂を過剰に分泌するようになります。
また、食事が脂っこいものばかりだと、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
ホコリやチリは、どうしてもついてしまうものです。そこで、きちんと洗って、頭皮を清潔に保つこともクセ毛を防ぐためには大切なんですね!
それから、アルカリ性シャンプーを使用し続けていると、頭皮のアルカリ度が強くなっていきます。人の体内は弱アルカリ性に保たれているのですが、皮膚は弱酸性になっていて、その性質の違いで老廃物が外に押し出される仕組みになっています。
ですが、頭皮のアルカリ度が強くなると、上手く老廃物が外に出されません。すると、たまった老廃物で髪が圧迫され、クセ毛になることもあるのです。
髪の栄養不足もクセ毛に関係する!
髪の毛は、血液を通して栄養を受け取ることで成長しています。ですが、体全体が栄養不足になると、まず栄養が届けられなくなるのは、体の端の部分に当たる髪の毛や爪です。つまり、体全体の栄養が足りなくなると、髪の毛には栄養が届けられなくなるわけですね。
例えば過激なダイエットをしたり、偏った食生活をしたりすると、体全体に栄養が上手く行き届かなくなり、その結果髪の毛にも栄養が届きにくくなります。
すると、届いた栄養の分だけしか髪の毛が成長できないため、栄養が多い時には太く、そうでない時には細くなってしまいます。
すると、太さが揃わない髪の毛になるので、クセ毛になってしまいます。
髪が受けるダメージもクセ毛の原因に!
髪がダメージを受けると、髪の水分量が変化しやすくなります。ダメージを受けた髪は表面がボロボロになるのですが、その間から湿気が髪の内側に入り込んだり、逆に髪の毛から水分が出て行ったりすることで、クセ毛の原因となります。
パーマやカラーリングを頻繁に行うと髪が傷みやすいので注意しましょう。
クセ毛になるかどうかって、生まれつき決まってる場合ばかりじゃないんだな。
栄養不足や髪のダメージまでがクセ毛に関係するとは。
酒を飲んでそのまま寝る…とかいうことが気軽にできなくなっちまうよな。
対策が可能な後天的なクセ毛!頭皮環境や栄養バランスを整えよう
先ほどもお話しした通り、後天的なクセ毛の場合は対策をすることでクセ毛を直すことも可能です。例えば頭皮環境の乱れがクセ毛の原因だと思われる場合には、頭皮環境が整うように日ごろの生活の中で気をつければいいわけですね。
では、具体的にどのような対策ができるのか、確認していきましょう!
マッサージも効果的!頭皮環境の整え方
先ほど確認したように、頭皮環境で問題になるのは、毛穴の詰まりと頭皮のアルカリ度が強くなることです。そこで、それらを解消する方法を確認しましょう。
毛穴の詰まりを解消するには、下記のような方法があります。
- シャンプーやトリートメントのすすぎをしっかりする
- マッサージ
- 頭皮のクレンジング
- オイル塗布
- 脂っこい食事を避ける
シャンプーやトリートメントのすすぎが不十分で毛穴が詰まっている場合、まずはしっかりすすぎをするよう意識します。また、シャンプーをしながらマッサージをすると、頭皮の汚れが浮きやすい状態になり、毛穴が詰まりにくくなります。
マッサージする時には、頭皮に爪を立てないよう気をつけながら、両手を交互に使って指の腹でマッサージしてみましょう。
それから、毛穴の詰まりを解消するために、頭皮のクレンジングをする方法があります。実は、頭皮専用のクレンジング剤もあるのですが、お手元にある方はメイク落とし用のクレンジング剤でも構いません。顔にも使える成分ですから、頭にも問題なく使えます。
最後に、椿油やオリーブオイルを頭に塗布する方法をご紹介します。オイルは皮脂と混ざりやすい性質を持っているので、皮脂が落ちやすくなります。その際にマッサージも合わせて行うと、皮脂が押し出されるので効果的です。
脂っこい食事が多いと、皮脂が過剰分泌されて毛穴が詰まる原因になりますので、避けましょう。
頭皮のアルカリ度を強くしないためには、アミノ酸系のシャンプーを使うのがおススメです。アミノ酸系シャンプーには、毛穴に詰まりやすいシリコンも配合されていないので、アルカリ度を高めないためにも、また毛穴の詰まりを解消するのにも役立ちます。
大豆と牡蠣がおススメ!栄養バランスを整える食事
体全体が栄養不足になると髪にも栄養が行き届かなくなるので、栄養バランスのいい食事をすることも大切です。もちろん、これはバランスのいい食事をすることが一番なのですが、それと共にさらに髪に良い食事もありますので、詳しく見ていきましょう。
髪を健やかに育てるためには、下記のような栄養素が重要です。
栄養素 | 重要な理由 |
---|---|
タンパク質 | 髪を構成する成分 |
必須アミノ酸 | タンパク質の元となる |
ビタミン | タンパク質の効果を高くする |
亜鉛 | 亜鉛が無いと髪の主成分が合成されない |
髪の毛はタンパク質が主成分なので、タンパク質が無いと育ちません。そのため、タンパク質を多く含む大豆製品を積極的に摂るようにしましょう。また、大豆製品は必須アミノ酸も多く含んでいます。
必須アミノ酸とは、人間の体内では合成することができない種類のアミノ酸のことを言います。そのため、食事から摂らなければいけません。必須アミノ酸はタンパク質の元となる成分なので、これを摂ることで良質なタンパク質となります。
必須アミノ酸は、大豆製品やナッツ類、レバー、チーズ、鶏肉、鮭などに多く含まれています。
ビタミン類は、タンパク質の効果を高くします。ビタミン類は野菜やレバー、納豆、ウナギなどに多く含まれています。
亜鉛は、育毛ミネラルと呼ばれる大切な成分で、髪の主成分は亜鉛が無いと合成されません。ということは、この栄養素が無いと、他の栄養素があっても髪を作ることができないわけですね。亜鉛は、牡蠣やレバー、ナッツ類、大豆製品に多く含まれています。
以上のように、大豆製品には、髪を健康に育てるのに役立つ成分がたくさん入っていますね。そのため、多めに摂取することが大切です。それと合わせて、亜鉛を補うために牡蠣やレバー、それからナッツ類を食べるのが効果的です。
髪の水分量が変化しにくいようにトリートメントなどで補修しよう
髪がダメージを受けることで表面が傷み、髪の水分量が変化すると、クセ毛が出やすくなります。そこで、ダメージを補修して髪の水分量が変化しにくいようにすることで、クセ毛の対策をすることができます。
髪の毛は、生きた細胞でできていません。そのため、自分でダメージを修復する力を持っていないのです。怪我をしても治るのに髪のダメージが直らないのは、そのせいなんですね。
つまり、トリートメントをすることで髪の傷み自体が直るわけではありません。それなのになぜトリートメントに効果があるのかというと、トリートメントやパックなどでコーティングすることで、ダメージのある部分から水分が出入りしにくくなるからです。
水分量が適正に保たれていれば、クセ毛は出にくくなります。髪の毛の見た目を美しく整えるのなら通常のトリートメントで構いませんが、クセ毛をなくすことを目的として使うのなら、シャンプーと同じようにアミノ酸系を選びましょう。
アミノ酸系のトリートメントは、髪の保湿を目的として作られていますので、水分量の調整にちょうどいいのです。
後天的なクセ毛は直すこともできるんだな。
毛穴の詰まりを解消して、大豆製品をたくさん食べればいいのか。
それに牡蠣やナッツ類を合わせるともっと効果が出るんだな。
それなら毎日でもできそうだぜ!
コンディショナーや整髪料、身近にあるものでできるクセ毛対策
ここまで確認したところで、だったら先天的な理由でクセ毛になっている場合はどうしようもないのか…と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、先天的理由の場合、髪の毛をまっすぐ伸ばすことは残念ながらできません。しかし、対策をすることで髪の毛がまっすぐ見えるようにすることはできます!
特に湿度の高い雨の日が悩みだと言われるクセ毛の方もいらっしゃいますが、それでもずいぶん改善されるんですよ。
そこで、具体的な対策法を見ていきたいと思います。まずは、コンディショナーや整髪料など、身近にあるものを利用して行うクセ毛対策から確認しましょう。
シャンプーやコンディショナーを使った対策
先ほど、シャンプーやコンディショナーを使うならアミノ酸系がおススメだというお話をしましたが、普段使うものをアミノ酸系に変えるだけで、クセ毛が出にくくなることがあります。
アミノ酸系のシャンプーは皮脂を取り過ぎないので、頭皮が適度にうるおい、その結果髪にも良い影響が出ます。
毛穴の詰まりや頭皮がアルカリ性になっていることによるクセ毛や、水分バランスが悪いことによるクセ毛には、特に効果があります。
クセ毛を出にくくするドライヤーの使い方
同じドライヤーで髪を乾かす場合でも、乾かし方によってはクセ毛が出にくくすることもできます。
まず、ドライヤーで乾かす前に、タオルドライをすることがポイントです。それは、水分が多い状態でドライヤーを使うよりも、髪が乾かしやすくクセ毛も伸びやすくなるからです。
タオルドライをする時も、ゴシゴシ拭くのではなく、上から抑えるように水分を取りましょう。では、具体的なドライヤーの使い方をご紹介します。
2、ある程度乾いたら、クセがある部分の髪の毛を指で挟んで伸ばし、ドライヤーを当てる。
3、クセがある部分が乾いたら、ドライヤーを離す。指は離さず、5秒程度髪を伸ばしたままにする。
ドライヤーが近いと熱で髪が傷んでクセが出てしまうので、ドライヤーを離し、1か所にずっと熱が当たらないように動かしながら使うことが大切です。
クセのある部分を伸ばして乾かすと、クセ毛をまっすぐすることができます。ですが、乾いてすぐに手を離してしまうと、まだ髪が固まっておらず、元に戻ってしまいます。そのため、指を離さずに冷えるのを待つことで、まっすぐな髪が保たれます。
マイナスイオンドライヤーを使って効果があったという話もありますので、一度試してみて下さい。
※※スカルプドライヤーという商品もあります。詳しく知りたい方はこちら
ヘアアイロンの使用
ヘアアイロンと言われると、何となく女性が使うイメージがあるかもしれませんが、クセ毛に悩む男性にもおススメのアイテムです。
ヘアアイロンを使うと、熱を加えつつ髪の毛を挟んで伸ばすことができるので、かなり効果が期待できるんですよ!たくさんの髪の毛を一度に伸ばそうとすると、アイロンが当たらない部分ができてしまうので、少しずつ伸ばすようにしましょう。
ただし、熱を加えるからこそ、注意したい点があります。それは、熱で髪を傷めないようにしなければいけないということです。そこで、ヘアアイロンの中でも温度調整機能が付いているものを選び、150度を超えない温度に設定して使うようにしましょう。
適温は、120度から140度です。
整髪料でクセ毛を抑える方法
整髪料には、ヘアミストやヘアワックス、ヘアフォームなどのさまざまな種類があります。それらを使うことで、クセ毛を抑えることもできます。
ですが、整髪料は全てが髪を固める目的で使われるものではありませんよね。例えば、ヘアウォーターは寝ぐせ直しやつや出しに使われるのであまり固める作用はありませんし、逆にハードタイプのヘアスプレーはかなり固定力が強いなど、それぞれ特徴があります。
整髪料の中で、クセ毛を抑えるのに役立つのは、下記のものです。
- ヘアワックス
- ヘアスプレー
ヘアワックスやヘアスプレーは、固定力に優れています。ただし、商品によっては固定力よりもつや出しや手触りの改善などを目的としているものもありますので、固めたい時には固定力があるタイプのものを選ぶようにしましょう。
ドライヤーやヘアアイロンで伸ばした後に固定すると、効果的です。
これで改善されると嬉しいよな。
ドライヤーは髪を乾かすだけのものかと思ってたが、クセ毛を伸ばすのにも使えるのか!
これはいいことを聞いたぜ。
髪を切る時にできる対策も!クセが出にくい髪型とは?
実は、髪型に注意することで、クセ毛を出にくくするという対策法もあります。髪を切る時に注文すればいいことですから、自分でするよりも簡単にできますね。
それでは、クセ毛が出にくい髪型をご紹介したいと思います。
クセ毛の人には短髪がおススメ!
短髪にすると、クセ毛が目立ちにくくなります。そのため、クセ毛に悩んでいる人は、短髪にすることをおススメします。
実は、短髪は、清潔感がある・スポーティーに見えるなど、印象が良い髪型でもあるんですよ。クセ毛の対策もできて、さらに周囲からの印象もいい髪型となると、ぜひ試してみたいところです。スポーツ刈りもおススメです。
さらに、短い髪に抵抗が無い人なら、丸刈りや一部刈りなどにしてしまえば、クセ毛に悩まされることはありません。これなら自宅でカットもできるので、とても手軽です。
どうしても気になる酷いクセ毛には縮毛矯正という方法も!
先天的理由で酷いクセ毛の人の場合、どう対策しても髪がまとまらないということも残念ながらあります。だからといって、短髪にはしたくないと言われる方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな時には、縮毛矯正をしてもらうことも一つの選択肢です。
女性だけではなく、男性の縮毛矯正も行われていますので、行きつけのお店が縮毛矯正を行っているのなら、一度相談してみる方法もありますね。
ただし、縮毛矯正をすると熱によって髪がダメージを受けることもあります。ダメージを受けた髪は硬くなり、しかも一度硬くなった髪は元には戻りません。
ダメージを受けるかどうかは、矯正をする人の技術に左右されますので、できれば縮毛矯正をする時には実績があるお店を選ぶことをおススメします。
クセ毛が気になるんなら、クセ毛に見えない髪型をすればいいってことか!
これは目から鱗だぜ。
短髪は周りの印象もいい髪型だって言うし、これは試さない手は無いな。
ベリーショートも男らしくていいよな!
雨の日に特に気になる前髪、うねりにくいセット方法とは?
クセ毛の人には短髪がおススメとはいえ、自分が好きな髪型をしたいこともありますよね。それで長めの髪にした場合は、どうしてもクセが出やすくなってしまいます。
雨の日は特にクセ毛が強く出てしまうものですが、中でも目が行きやすい前髪が気になると言われる方も多いものです。
そこで、雨の日に特に気になる前髪がうねりにくいセット方法を、ご紹介したいと思います。
ヘアアイロンとヘアスプレーの併用でクセ毛を抑える!
ヘアアイロンで髪を伸ばす方法を先ほどご紹介しましたが、その後固定力の高いヘアスプレーを併用することで、伸びた髪が元に戻りにくくなります。
ただし、固め過ぎると見た目が不自然なので、30cmくらい髪からスプレーを離してかけるようにしましょう。この時、表面だけを固めると、崩れやすくなってしまいます。そこで、髪の毛を持ち上げるようにしながら、裏からもスプレーすると崩れにくくなります。
ヘアワックスで髪をコーティングして湿気を防ぐ!
ヘアワックスには、つや出しのための油分が含まれています。この油分が髪をコーティングするので、水分が通りにくくなり、その結果クセが出にくくなります。
また、ワックスの重さで髪が広がりにくいもの特徴です。
クセ毛専用のトリートメントで広がりを抑える!
クセ毛専用のトリートメントには、髪が広がるのを抑える効果があります。そのため、外に出る前にしっかりトリートメントしておけば、髪の毛が広がりにくくなります。
髪が広がらないことで、クセが出ても目立ちにくくなります。
いっそのこと隠す手も!?帽子をファッションに取り入れよう
クセ毛対策には時間がかかるので、そんな時間が無い時や、対策をしてもうねってしまう場合、いっそのこと隠してしまう手もあります。
帽子をファッションアイテムとして利用している人も多くいますので、帽子をファッションに取り入れることで前髪がうねるのを目立たなくする方法です。
帽子が使えない場所もあるかもしれませんが、ちょっと外に出たいけど時間をかけてセットするほどではない…というような時にとても便利な方法です。
ヘアアイロンで伸ばしてヘアスプレーで固定したり、ワックスを使ったりするのか。
そんなことをしてる暇が無くても、帽子をかぶればおシャレに見えてクセ毛まで隠せるってんだから、便利だぜ。
クセ毛は直すことも活かすこともできる!方向性を決めよう
最後にもう一度確認しますが、クセ毛になるのには下記の2つの理由があります。
- 先天的理由
- 後天的理由
遺伝などの先天的理由の場合は生まれつきのことなので、残念ながら髪の毛自体をまっすぐする方法はありません。それに対して後天的理由でクセ毛になっている場合は、頭皮環境を整えるなど髪自体をまっすぐするための対策もできます。
しかし、それでも上手くいかないとなると、クセ毛をできるだけ伸ばして髪型をセットしたりクセ毛が目立たない髪型にしたりするか、逆にクセ毛を活かした髪型にするかになります。要は、クセ毛を直すことも活かすこともできるわけですね。
そこでまず、クセ毛をどうしたいのかを考えてみて、直す方向で対策をするのか、それとも生かす方向で対策をするのかを決めてみてはいかがでしょうか?
ふむふむ!
クセ毛に悩んでいるメンズ達は是非、参考にしてくれたまえ。
・・毛があるだけ、幸せだという事に気づいてくれよな。ペッ!